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静岡発!「整理収納」なるほどレシピ Vol.9
モノの量のバランスをとる

「整理収納なるほどレシピ」をご覧の皆さま。
新年明けましておめでとうございます。

太平洋側の冬の気候の特色。
快晴が続いた静かなお正月でしたね! 
このお天気のように今年も素晴らしい一年になりますようにお祈り申し上げます。

年末にいったんリセットされた家やお部屋は今も整っていますか?
綺麗にして年神さまをお迎えしてもアッと言う間に「汚部屋」になってしまったら神様も居心地を悪くしどこかに行ってしまうかもしれません。
いい運気を取り入れるのも日々の整理の生活習慣にかかってきます。今年の目標の中に、整理・整頓・物の見直しのどれかを上手に取り組んでみてはいかがでしょうか! きっとステキな一年が送れますよ!

モノを一新し新年を迎えた母たちの暮らし

私の母は、昭和3年生まれ。今年で86歳になります。
お陰さまで、この歳まで元気で父と支えあって暮らしています。

母から以前聞いた話しですが、母が子供の頃、新年を迎える時に母親(祖母)は台所のモノを一新したそうです。
たとえば、茶椀・箸・菜箸・ざる・布巾など・・・。
今のように便利グッズや洒落たキッチン道具もなかった時代でしょう。
思うに、ひとつの道具をいろいろ応用しながら活用していたのではないでしょうか?
一年間、大切に使い込んで、潔く新年で新品に変える
そんな祖母に育てられた母なので、私も子供の頃にお正月にお茶碗やお箸が新しくなることがとても楽しみでしたし、自分の食器に愛着が湧いたものです。

家に入ってきたモノはすぐ家の子にしてあげる

写真のトンボの絵柄の夫婦茶碗は私たち夫婦が実際に使っていたモノです。
絵柄が気に入り一昨年買いました。

もう一枚の写真の縞柄の茶碗は、昨年暮れに友人から頂いたものです。
色やデザインも気に入りましたが、何といっても高台が高くて持ちやすいことが一番でした。そこで年が明けてから早速使うことにしました。

今まで使っていたトンボ柄のお茶碗には「毎日美味しくご飯が食べられましたよ。本当にありがとう」とお礼を言って納めました。
だんな様は「まだ使えるぞ・・」と新しいモノに拒否反応をするいつもの癖で眉が寄りましたが、最後は受け入れてくれました。 
実は私の方の茶碗には置いた時に秘かに感じるひび割れのイヤな音がしていたことが処分の後押しをしてくれたのですが・・・

こうして家の中のモノの数をいつも一定に保つ意識を持つことが、モノを増やさないひとつの方法とも言えます。

  • 家の中のモノの量のバランスを保つ。

  • 入ってきたら、出口も開ける。

「腹八分目」という言葉がありますね。食べた食物は胃の中に入り胃酸で消化されます。満腹状態ですと消化がうまくいきません。
洗濯機も洗濯物を入れ過ぎるとスムーズに回らなくなります。
入れ物に合った丁度いい量というのがあるわけです。

モノも収納場所の8割に決めておけば把握が十分できるため、記憶の奥に埋もれることはなくなります。
そのためにも、使えるモノはどんどん使う
使い切ったモノはきれいに卒業させる
収納場所は100%パンパンにせず余裕を持たせることが大事です。

今までの茶碗を使い続けることも大切ですが、一日2回使用したと計算すれば、一年で700回以上は使い、しかもひび割れの疑いありだったので、ここが潮時と判断しました。
夫婦茶碗ということで、片方は無事でも新しい茶碗が手に入ったため思い切って同時に仲良く納めてあげようとも思いました。
たぶん、贈ってくださった方も「なるべく早く使ってもらいたい!!」と思っているはず。
皆さんのお宅の中にも「出番はまだかな~」と待機しているモノがあくびをしていませんか?

おすすめアイテム:レンガ型の発砲スチロール

女性はあまり大工道具が得意という方は多くいらっしゃらないでしょう。
私も同じくして器用な方ではございません・・・(^_^;)
家の中の収納を何とか上手く工夫したい!と思っても手の込んだことができません。
そこで棚を増やしたい時や、空間をつくりたい時に使ったのが、レンガの形の発砲スチロールです。他にはブロック型の発砲スチロールもあり、どちらもホームセンターや100円ショップなどで簡単に手に入ります。

我が家では、テレビ台に、レンガ型の発砲スチロールの上にレコーダーを乗せて空間をつくりました。

そこはリモコンの定位置と決めたのでテレビをつける時も探すことなくテレビ回りもスッキリしました。

棚を増やした場所がもうひとつ。玄関脇の収納庫です。
発砲スチロールのレンガで足場をつくりカラーボックスを持ちあげました。

持ちあげたカラーボックスと収納庫の中段との間に空間がうまれ、プラカゴが綺麗に収まりました。空間利用で収納力は格段アップ。
発砲スチロールは頑丈なので相当重いものでも十分な耐久性もあります。
簡易棚ですが、また元に戻したいときはサッと取り外すだけ。
釘も要らないので時間もかからず、女性には特にお薦めです!!


セキスイハイム東海ご入居者様へのメッセージ

皆さまの中には、年頭に何かしら決心したことや、今年の目標なるものを立てた方はいらっしゃいますか?
今年の私は毎日必ず「本」を読むこととしました。
雑誌や新聞や冊子でなくて「本」です。
時間がない事や忙しい事を言い訳にしないで、自分に課題として課せました。
大人になると叱られることもなく、どんどん自分に甘くなりますし、楽ばかり追う日常です(反省・・・)
もともと読書は好きですが、それほどの数を読んでいなかったのでもっと内面を磨こうとすぐできる読書に決めました。
とにかく毎日「本」を手に取る。数行でもいいから本を手にしてその世界に入ろう。大切なことは「続ける」こと。
整理や片付けも同じです。毎日少しずつでもいいので、続けてみましょう!
多くの整理収納アドバイザーが提唱している中に、「一日一ヶ所」「一日5分」などがあります。ルールを決めるのはご自身です。片づけを怠っても怒られることはなくても、幸運の女神さまはきっと見ていて近寄ってきますよ!!

「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介

静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。

ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」

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