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年末に最低限やっておいた方が良い場所のお掃除のポイントを教えて下さい!

今回はお掃除でご相談の多い場所について取り上げてみました。

1.お掃除の前に、まずは片付けと不要な物の処分を!

今年1年間通して、あまり出番がなかった物は思い切って処分してしまうことも解決策の1つです。特に収納庫の中にある物で、もしかしたら必要になるかも・・・と思いつつ、「もう何年も使っていない物=処分できる物」はありませんか?収納庫に空きスペースを確保し、お部屋の中に溢れてしまった物の中から優先順位をつけて、収納して頂くことをお勧めします。その際に、一目で何が入っているか分かる様にしておくと、後々の片付けが楽になります。

そして、まだ使えそうな物を処分したい場合は、リサイクルショップへ持ち込んで引き取って頂くのも1つの方法かもしれません。

2.水廻りのお掃除

2-1.お風呂、洗面所

お風呂や洗面所の汚れの難関は、頑固なカビ、水あか(ウロコ)汚れです。
これは汚れのレベルにあった「洗剤」や「道具」が必要になります。特に「洗剤」は中性洗剤、漂白剤、電解水、重曹などの自然派洗剤・・・洗剤に優劣はなく、適している汚れが異なると言われています。それを見極めて使い分けることが重要と言われております。
それと洗剤を吹きかけても直ぐに洗剤が液だれしてしまう場合、ティッシュやキッチンペーパー、ラップなどを使うと液だれを抑えることができ、カビや水あかを取れ易くしてくれます。

特に浴槽、風呂イス、混合水栓、鏡、蛇口などにつく頑固な水あか汚れに関しては、酸性の洗剤がお勧めです。それをキッチンペーパーにたっぷり染み込ませたり、ペースト状の洗剤を塗り込んだりして、水あか箇所にパックします。そして30分程度放置したあとにブラッシングすると、水あかが取れ易くなります。
カビ取りは洗剤を吹きかけてから10分程度で効果がでると言われていますが、水あかの場合は水あかをふやかしてからの方が汚れが取り易いと言われています。

2-2.トイレ

細かくて頑固な汚れが多いトイレ。定期的に掃除していたとしても、細かい箇所や蓄積汚れが気になると思います。尿石汚れ、ノズルの汚れ、タンクと便座の隙間・・・等、汚れが蓄積されてしまうと臭いの原因となってしまい、便器横のカベ面(クロス)の黄ばみの原因にもなってしまいます。なので1年に最低一度は、細かい箇所のお掃除をお勧めします。

2-3.キッチン

キッチンの汚れの代表は「焦げ」「油汚れ」です。
「焦げ」の塊は酸性なのでアルカリ性の洗剤がお勧めです。基本的にはつけ置きするのが一番手軽で、重曹や過炭酸ナトリウムを50度ぐらいのたっぷりのお湯で溶かし、数時間つけ置きしてから洗い流す方法です。つけ置きしにくい箇所には、アルカリ性の洗剤溶液(濃いめ)やペーストを塗り付け、しばらく置いてから拭き取った方が剥がれやすくなるそうです。
それでも取れない焦げは、ホームセンターなどで販売しているプロ向けのサビ取り・焦げ取り剤を試す方法もあります。
但し、いずれにしても力任せに擦ってしまうと、器具表面を傷つけてしまうので要注意です。

「油汚れ」も基本的には酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が効きます。その中でもお勧めとされるのが、「セスキ炭酸クリーナー」と言われています。セスキは油汚れに特に強い洗剤として知られており、細かい箇所でもたっぷりスプレーしておけば、洗剤液とともに垂れてくるほどの効果があるとか。
但し、最近のシステムキッチンは、換気扇、塗装面などで強いアルカリ性洗剤を嫌うこともあるそうなので、ご使用前に使用部位にあった洗剤であるかの確認をする必要があります。

3.リビング

リビングや寝室などの個室は、拭き掃除・掃き掃除が中心です。
天井⇒壁⇒家電・家具⇒床の順で、ホコリを払い、雑巾等で拭くの繰り返しになります。
照明器具のホコリもですが、壁クロスにも意外とホコリが溜まっていますので、ハンディーモップを活用して掃除をしましょう。
カーペットやラグ、ソファに関しても洗える物は洗ったり、布用クリーナーで汚れを拭き取ったりすることをお勧めします。掃除機だけでは意外と取り切れない汚れがたくさんあります。それが蓄積されると、ダニの温床になってしまったり、臭いの元になってしまいます。

床(フローリング)に関しては、皮脂や油汚れの場合、軽度の汚れなら通常の床用洗剤で対処できますが、キッチンの床等の油分が蓄積されてしまった汚れなら、「油」に強い洗剤が必要になります。
床にカビによる変色が発生してしまった場合は、家庭で使う塩素系・酸素系のカビ取り剤は床に使えない場合がほとんどなので、専門業者に相談した方が無難かと思います。

4.玄関・ステップ

玄関内のたたき部分は、砂・土・ホコリを吐き出したあと、濡れ雑巾で拭き掃除をして頂くことがお勧めです。直接、水を流して掃除することでも問題はないですが、残り水で金属部や木部の濡れた箇所を雑巾で拭き取って頂いた方が、より良いです。
そして玄関ステップやアプローチ部の一部が白く(白華現象)なってしまった場合、少量の場合はブラシで擦って水で流せば良いのですが、乾くとまた出現してしまう場合、弱酸性の洗剤(サンポール等)を薄めて酸の力で分解、除去する方法や、白華除去剤(クエン酸)を使って除去する方法もあります。

5.まとめ

本当は定期的に、計画的にお掃除して頂くことをお勧めしたいです。
それはお掃除をして頂くことで、色々な不具合の早期発見にもつながるからです。
特に住宅設備や消耗品(特に水廻り)は、不具合が起きてから即修理できるものでもなく、部品を取寄せなければならないので、不具合解消するまでそれ相応の時間を要するからです。是非、安心で快適なご生活を続けて頂くためにもお掃除、お手入れすることをご家族皆様で楽しんで行って頂ければと思います。

6.最後に

今年も1年間「お悩み解決」を、ご愛読頂きまして誠に有難うございました。
2022年も残すところあとわずかとなってしまいました。2022年は皆様にとってどの様な年だったでしょうか?2023年の新たな年を、気持ち新たにご家族皆様で穏やかに迎えて頂けたら幸いです。
2023年も皆様から頂いた声をヒントにさせて頂きながら、より参考にして頂ける様な情報を発信していきたいと思っております。何卒宜しくお願い致します。

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