本格的な梅雨入り前にお掃除しておく事で、カビの発生を抑えたり、臭いを抑えたりする事ができます。ただでさえ梅雨シーズンはジメジメと鬱陶しいもの。快適な空間を維持する為にも、今からできるお掃除や対策をしておく事をお勧めします!
まずは、エアコンや窓周りのチェックから
大掃除、ちゃんとやったのに・・・の声が聞こえてきそうですが、冬と春の2シーズンも過ごしてしまうと、色々な汚れも蓄積されています。冬の季節は空気が乾燥しているので、ほこりも出やすく、また暖房による寒暖差で結露が発生しやすいため、梅雨期ほどではないものの、既にカビが発生していることがあります。特にエアコンや窓周りは、チェックしておいた方が良いです。
エアコンは、室内の空気を取り込んで暖める仕組みなため、室内に多く舞っているほこりも一緒に吸い込むので、フィルターやエアコンの内部にほこりがたまっていたり、場合によってはカビが発生していたりするケースもあります。そのまま放置しておくと、さらにカビが広がり、健康面にもあまりよい影響を与えません。
もし汚れが酷かったら、専門業者に依頼するなどしてエアコン内部までしっかり掃除することをお勧めします。
エアコン以外にも暖房機器のフィルターにほこり、加湿器のトレーや加湿フィルターにはカルキ(石灰質)の汚れがたまっていることが多いです。また、窓ガラスやサッシ枠の結露によりカビが発生していることがあり、結露でぬれたカーテン部分には黒いカビ汚れが付いていることも、思いのほか多いです。
窓周りは、冬の結露による汚れのほか、春先からの花粉や黄砂などが付着してかなり汚れているので、窓ガラスや網戸を中心に掃除をし、サッシのレールも古い歯ブラシなどで汚れを払っておくと良いです。 また、カーテンにもほこりが付いているので、もう何年も洗ってないカーテンなら、思い切って洗う事をお勧めします。ご自宅で洗える素材の場合、洗濯後にぬれた状態でカーテンレールに吊るしておけば、しわも伸びてすっきりきれいに乾かせます。
洗ったカーテンを吊るす前に、カーテンレールの上に溜まっているほこりを落とすこともお忘れなく。
収納の中や家電は大丈夫ですか?
その他のカビ対策としては、天気の良いカラッと晴れた日にクローゼットやシンク下などの扉を全部開放して、湿気を飛ばしておくと良いです。可能であれば、中に入っている物を全部出してほこりを取り除いたり、拭き掃除をしたりするとより効果倍増です。
また家電関係では、冷蔵庫内の部品を全部外して洗ったあとや、トースター等の調理器具についたカスを取り除いたあとに、アルコール消毒をおこなったり、カビが発生しやすい浴室やトイレなどの水回りを中心に掃除をすると良いです。特に浴室の天井やカウンター周り、換気扇などを中心にカビを取りましょう。
カビを取り除いた後、仕上げに防カビ剤などを使って拭いておくと、梅雨の時期にカビが発生しにくい環境を事前につくっておく事ができます。
まずはできること、場所から!
大掃除並みの作業になってしまうと思われる方も多いかと思います。ただこれは予防や点検の意味も兼ねています。それに寒い年末に作業するよりも気温や気候が落ち着いている時の方が、掃除もはかどるかと思います。
それに家を掃除することは、ご自身の家や暮らしを大切にすることにも繋がりますし、ご家族で分担して掃除する事によってコミュニケーションを図ることにも繋がってくると思います。是非、ご家庭、ご家族にあった掃除方法をみつけてみては如何でしょうか。
まとめ
1.エアコンのフィルターやエアコン内部の掃除
ほこりが溜まっているので、しっかり取り除くこと。エアコン内部の汚れが酷い場合は、専門業者に依頼するのがお勧め。
2.窓周りの掃除
窓の内側は結露による汚れ、窓の外側は花粉や黄砂などが付着して汚れが酷い状態。窓ガラスや網戸を中心に掃除をし、サッシのレールも古い歯ブラシなどで汚れを払っておくこと。カーテンを洗うこともお勧め。
3.クローゼットやシンク下など、普段扉で閉ざしている場所の換気
天気の良い日に扉を開け、湿気を逃がすこと。中のほこりを取り除いたり、掃き掃除をしたりすることもお勧め。
4.カビが発生しやすい家電や浴室、トイレなどの水廻りの掃除
家電の部品を外して掃除する。仕上げにアルコール消毒はお勧め。
浴室天井やカウンター周り、換気扇のカビはしっかり落とす。仕上げに防カビ剤を使っての拭き掃除はお勧め。