A.セキスイハイム東海コールセンターからの回答


玄関ドアの開閉スピードの調整は次の手順でおこないます。
- ドアの閉まりが遅かったり、勢いよく閉まるような場合はドアチェッカーを調整してください。
- ドアチェッカーのスピードの調節は“第1速度調節弁”“第2速度調節弁”“第3速度調節弁”の順に分けておこないます。
- 調整弁を右(時計回り)に回すと閉まりが遅くなり、左に回すと速くなります。
ドアチェッカーの調整
ドアは2段階のスピードで閉まります。閉まる手前15度ぐらいまでを“第1速度区間”そこからドアが閉まるまでを“第2速度区間”といいます。
丸型
- ひとつの調整弁で第1速、第2速ともマイナスドライバーで調整します
- 第1速はネジを右に回すと遅くなり、左に回すと速くなります
- 第2速は第1速調節後、その位置からの微調整でおこないます。ネジの目を縦に近づけるほど速くなり、横に近づけるほど遅くなります
角型
- 左吊元ドア(屋内から見て蝶番が左側にあるドア)は第1速が右上の調整弁、第2速が右下の調整弁、第3速が左下の調整弁です
- 右吊元ドア(屋内から見て蝶番が右側にあるドア)では上下が逆になり、第1速が左下、第2速が左上、第3速が右上の調整弁となります
- 調節弁をプラスドライバーで調整します。右に回すと速度が遅くなり、左に回すと速くなります(回し過ぎると途中で動かなくなることがあります)。また、ドアチェッカーは油圧で動作するため、気温によりスピードが変わりますので、適宜調整してください
調整の順序
調整は第1速度、第2速度、第3速度の順におこないます。なお第3速度(ラッチングアクション)はドアが閉鎖位置手前2度付近まできた時点で素早く閉める機能なので、第2速度より遅くすることはできません
バックチェックの調整方法
風などによる急激な扉の開きを油圧により制御します。バックチェッック調整弁をドライバーで少しずつ回して調整。右へ回すと重くなり、左へ回すと軽くなります。
*バックチェックを強く効かせ過ぎた場合、ドアが強風であおられた際に扉本体にねじれが生じ、ドア面材にしわが発生したり、ドア蝶番付近やクローザーアーム部が破損する恐れがあります。バックチェックを強くし過ぎないようにご注意ください
注意事項
油もれの原因になります
調整弁をゆるめすぎて抜かないようにしてください。ドアクローザ内部の油が吹き出す恐れがあります。
参考情報
玄関ドアの開閉スピード調整方法は動画でもご紹介しております。ご参考にしてください。
玄関ドアの開閉スピード調整方法の動画
玄関ドアのリフォームをご検討の方はこちらもご覧ください。
玄関ドアリフォーム