梅雨に入ると、どうしても部屋の中で洗濯物を干す機会が多くなります。
今回は、プレミアオーナーズ倶楽部で「整理収納なるほどレシピ」でおなじみの、整理収納アドバイザー佐藤慶子先生に「室内干し」のワンポイントアドバイスをいただきます。
皆さま こんにちは!佐藤慶子です。
主婦の皆さんの悩みのタネでもある梅雨時の洗濯物の対策をお話しましょう!
梅雨の時期の室内干しで気になるのは、(1)洗濯物のにおい (2)部屋の中の湿気 (3)生渇き (4)景観 (5)干すことでの部屋空間の縮小 などが考えられます。
どれをとっても必ずついてくる悩みですね!残念ながら、お日様にサンサンと干された洗濯物と同じようになることはまず無理。せめて許せる範囲で、少しでも快適な状態に持っていくことを実行してみましょう。
洗濯物のにおい対策には「漂白剤」+「50度くらいのお湯」
まず一番の問題は「洗濯物のにおい」です数多く出回っている洗剤の中から、部屋干し用(殺菌効果がある)洗剤を使用するのもいいのですが、必ずしも絶対的効果があるわけでもありません。特に下着やタオルなどの頻度が一番高いものには、それなりの落としきれないたんぱく質(皮脂や汗)が溜まっていきます。できれば毎日の洗濯にいつもの洗剤と一緒に酸素系の漂白剤(粉末でも液体でも)を使うと臭いの解消になります。そして更に効果を上げるのでしたら、50度くらいのお湯を使うこと。洗濯機の中に洗濯物をぎゅうぎゅう詰めにせず、余裕で回るくらいの水量で洗うといいでしょう。
また、くたくたになってしまったタオルなどはこの梅雨時を目安として一新するのも気持ちが良いものですね。
部屋の中の湿気対策・生渇き対策に「扇風機」の活用を
雨の日に部屋の中に干す時の注意ですが、私の知り合いのお宅が新築したばかりの頃の話でこんな事があったそうです。新居で初めて梅雨を迎えた時、ある部屋で毎日家族中の洗濯物を干していたら、なんと壁紙が剥がれてきてしまったそうです。急いで張替をしたのは言うまでもありません。湿気は家の大敵なのです。そんな時はぜひ扇風機を活用されるといいでしょう。私は扇風機のくびを回しながら下から風を当てています。湿気を飛ばすだけでなく、部屋の空気をかき回してくれることでも大きな効果がみられます。しかも扇風機は1時間あたりでも1円~2円という安さ。我が家では、洗面所にも壁掛用の扇風機を取りつけてあります。梅雨から夏の暑い時期に狭い洗面所ではドライヤーで髪を乾かす時など汗びっしょり!そんな時も扇風機は大活躍です。
カーテンレールでの室内干しはカビ発生の原因に! 「室内干し用のスタンド」を活用すれば見た目もきれい!
部屋の中で洗濯を干す場所ですが、ある調査では一番多い場所がカーテンレールだったそうです。カーテンレールは長さもあるうえ、窓辺で少なからず陽が入るところですが、斜めになり、カーテンに接触、カビ発生の要因にもなります。
そこで、折りたためるタイプの室内干し用のスタンドや天井から吊り下げるタイプのモノなどを使うのも良いかと思います。干す時に注意することは、ハンガーにかけた場合は間をあけ、角ハンガーの場合は厚いモノと薄いモノを交互に干すなどの工夫をしましょう。
「床にモノを置かない」ことが大事
また洗濯物を部屋の中に干す梅雨の期間はどうしても室内が狭くなりますね。そこで、なるべく床にはモノを置かず、雑多な感じを消し去りましょう。モノを少なくすれば風通りも良くなります。
梅雨が明けるまで少しでも快適に過ごすために、できる工夫から始めてみてください。
おすすめ商品のご紹介
(セキスイがお届けする
通販サイトへ)