A.セキスイハイム東海コールセンターからの回答


鍵や鍵穴の修理というと何やら難しい印象を受けますが、鍵穴専用スプレー(ホームセンター等で販売)や歯ブラシなどを使った簡単なお手入れで「復活!」するケースも多くあります。
玄関ドアの開閉スピードはドライバー1本で、殆どが解決できます。
ただし鍵穴の場合、鍵が変形していたり、シリンダーが破損している場合はご自身で対応なさらずに、セキスイハイム東海コールセンターへご相談ください。
ご注意ください
鍵穴に、油や市販の合成潤滑油(CRC、シリコンスプレー)などをさすのは絶対におやめください。油がほこりにつき、鍵穴内部で粘着するため、作動不良になって故障の原因になります。
意外にカンタン!「鍵」のお手入れ手順
(1)掃除機で鍵穴のごみを吸い出す

※掃除機を使うと簡単にゴミを取れますが、パソコンのキーボードのゴミを飛ばす「エアダスター」などでもOKです。
(2)古い歯ブラシなどで鍵を掃除する

特にディンプルキーは定期的にお手入れを。くぼみが多く、汚れがたまりやすいため、丁寧にブラッシングしてください。
(3)潤滑剤で鍵の滑りをよくする

鍵穴専用スプレー(ホームセンター等で販売)を鍵穴に少量スプレーし、鍵の滑りをよくします。
※まずは微量をスプレーしていただき様子を見てください。大量に使用するとかえって不具合が発生する可能性がございます。
玄関ドアの開閉スピードの調整
玄関ドアは二段階のスピードで閉まります。閉まる手前15度ぐらいまでのところを第1速度区間、そこからドアが閉まるところまでを第2速度区間といいます。
'96年4月以降に取り付けられたドアクローザーは第3速度区間がありますが、第3速度区間の調整はよほどのことがない限り不要です。

角型(旧タイプ)

右吊り元ドア(屋外から見て蝶番が右側にあるドア)は第1速が上の調整弁、第2速が下の調整弁、左吊り元ドアは上下が逆になり、上が第2速、下が第1速の調整弁です。どちらもプラスのドライバーで調整します。
角型(新タイプ)

右吊り元ドア(屋外から見て蝶番が右側にあるドア)は第1速が上の調整弁、第2速が右下の調整弁、第3速が左下の調整弁です。左吊り元ドアは上下(第1速と第2速)が逆になり、第3速が右上の調整弁になります。
丸型

第1速、第2速ともひとつの調整弁で調整します。第1速はマイナスドライバーでネジを右に回すと遅くなり、左に回すと早くなります。第2速の調整は第1速の調整後、速度調整弁のネジの角度(わずかに動かすだけでかなり速度が変わる)で調整します。
ハイドア

ドアクローザー本体のスライドカバーをはずすと調整弁があります。丸型と同様に、ひとつの調整弁で第1速、第2速とも調整します。丸型と同様、慎重に少しずつ様子を見ながら調整しましょう。
銅製アール

ドアのつけ根に近いほうが第1速、遠いほうが第2速の調整弁です。マイナスドライバーで調整します。
ご注意ください
ドアの速度は微妙ですから、ネジは少しずつ、様子を見ながら回して調整しましょう。
ドアクローザーは油圧で作業するので、気温によりスピードが変わってきます。
夏場はスピードがやや速くなり、冬場はやや遅くなります。
その他不具合の調整
キーキー音がする

ドアを開閉するときに「キーキー」と音がしたり、重くて開きにくい場合は、蝶番の心棒に潤滑剤を差します。開閉に支障がなくても、半年に1度くらい定期的に潤滑剤をさしておくとよいでしょう。
ドアの閉まりが悪い

ラッチボルトの閉まりが悪くてドアがきちんと閉まらないときは、ラッチボルトに潤滑剤を差すとスムーズに納まります。潤滑剤の代わりに、ラッチボルトの根元に鉛筆の芯をこすりつける方法もあります。