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静岡発!「整理収納」なるほどレシピ
Vol.77:データの時代でも紙モノ(書類)は減らない

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)

皆さま、こんにちは。夏休みも終わり日常が戻ってママさんたちはホッとしている頃ですね。
最近は8月の最終週あたりから新学期が始まり、登校する子供たちの声が聞こえてくるので本当に夏が短く感じます。

春に小学校にあがった孫も宿題や日記がたまり、母親である私の娘が日数の少ない夏休みにやきもきしていました。
それでも、共働きをしていて普段から忙しい娘夫婦は一緒に休暇を取り、普段の何倍も子供と接し、思い出つくりにあちこちに出掛け濃密な時間を過ごしたようです。
学校の先生も忙しい、保護者も忙しい、子供も忙しい・・・昔のように夏休みがとても長く感じ、そろそろ2学期がこないかなぁ~と思う時代は遥か遠い懐かしい話になってしまったかもしれません。

その孫も一年生になって初めて我が家に一人でお泊まりに来ました。といっても一泊二日。最寄り駅まで私が電車でお迎え。途中新幹線に乗換え、浜松市の浜松科学館へ遊びに行き一日中楽しみました。
一緒にご飯や氷を食べ、夜は花火、息子の子供も急きょ泊まることになり、私をはさんで川の字に寝ました。従兄弟たちと思う存分遊び、喧嘩したり笑い転げたり・・・ひと夏が終わった今は少しお兄さんに成長したのではないかと思っています。
今年の夏の出来事を大きくなっても忘れないでいてくれるかな?

紙モノ(書類)で悩んでいる人は多い

さて、新学期が始まりましたが、学校は秋も行事がいっぱいです。学校からのお便りも連日持ってくることでしょう。お便りは学校だけではなく、皆さまがお住まいの自治体などからも、かなり配られるのではないかと思います。

実際、現在主人が町内会長という役をしている関係上、我が家にも毎月何百枚という配布物が届き、それを各組長さん宅に届け、そこから各世帯に配布されるのです。それだけでなく学校からのお便りが届く、家のポストにも何かしらのお手紙が届けられる。
家の中はあっという間にいろいろな情報の配布物で山積みになるのもうなずけますね。

皆さまは、普段どのようにして紙モノ(書類)を片づけていますか?私の友人も片付けで一番困っているのが日々の紙モノ(書類)の整理だと話していました。

いつまで持つのか?どのくらい持つのか?が決め手

もともと書類整理が苦手な友人は、食卓のテーブルの上にA-4サイズのトレイを置き、きたものはとにかくその中に投げ込むのだそうです。
「取りあえずトレイ」そこに入れることでまずは安心。あとからゆっくり確認しようという思いのようなのです。
しかしその量がだんだんと増える。あとからの確認作業も目の前のトレイから溢れる量をみると億劫になって山積みのまま何日も!
これではなかなか解決にはなりません。取りあえずのトレイもカオスになると大きな落とし穴になってしまうのです。


しかし日々家の中に入ってくる書類もそれほど重要なモノが毎日あるとは思えません。
例えば、生命保険や自動車保険の更新、年金関係、定期預金の満期のお知らせも毎日ではありません。書類も重要なものと軽いものを分けるだけでグンと量を減らすことができます。自分のものと家族のものを分けるだけで処理の時間も違ってきます。
たとえば、クレジットの請求書明細などは手元のレシートなどと照合するのであれば、家計簿にすぐ挟めばオッケイ。折り込みチラシについていたお店のクーポン券は切り取ってお財布の中へ。セールの案内のハガキも行くつもりがなければ即処分です。
迷っているのは時間の無駄。行かないと決めれば出費も抑えられます。
光熱費の領収書も要らなければ処分。今はほとんどが口座引き落としなので領収書を確認しなくても分かります。家計簿をつけているならばすぐそちらに保管しましょう。
学校のお便りは子供別にファイルします。ただし期間が短く提出しなくてはならないものは優先順位をつけておきましょう。

冷蔵庫のドアに貼っていいモノはせめて2~3日で処理できる内容のモノだけに厳選することです。流動性の新聞紙も雑誌も寿命が短いものの代表です。なるべく家からどんどん出すことが大事です。
ポストに入ってきたものはその日に開封すること。開封することで次のステップが決まります。

雑誌の切り抜きを集めることが趣味の方もいますね。楽しみとしてファイルすることもいいと思います。ただ時々定期的に見直しながら持つ量を決めておくとスペースにも響きませんね。いつまで持つか?どのくらい持つのか?紙モノは全てこの二つを頭に入れておきましょう。

紙モノ(書類)は全くなくなることはありません。毎日の意識とこまめな見直しと仕分けが大切です。大がかりにならないように毎日の負担を少なくすることが一番の対策方法だと捉えていきましょう!

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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介

静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。

ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」

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