
身の回りにも、始まったばかりというような新芽の初々しい色から、少し成長して伸びて行こうという力強さを感じる色へと変化してくる頃ですね。
今回のテーマはBright tone(ブライト・トーン)明るさや陽気さを感じる色達です。 若々しく、やる気に溢れた色を上手に使って、色の元気をもらってしまいましょう!
光がもたらす色

色を色として私達に感じさせているものを、覚えていらっしゃるでしょうか?
そうです。私達は光によって様々な色を感じています。
光がなければ色を感じる事はできません。色と光は切っても切れない関係なのです。
前回のコラムでは、まだ寒い冬の中に芽生えた春の予感を感じる色、白い光の中から生まれたての色、ペールトーンについてご紹介しました。
今回のテーマBright tone ブライト・トーンは光のもとで見える色のことを指します。明るく、素直で、健康的な色の調子です。
春にぴったりの色
季節で言えば春も盛り。人で言えば少年期を過ぎ、これから青年へと向かう頃の色とでも言えばよいでしょうか。
この色を見ていると心が爽やかに澄んでゆくようです。
Vivid tone ヴィヴィット・トーン(原色)ほどきつくなく、Light toneライト・トーンや Pale toneペール・トーンよりも、はっきりと色自体を意識できます。
きれいめカジュアル御用達色
ブライト・トーンは、それだけでも綺麗な色目です。ワンピースにも
トップスにも、応用範囲が広く、全体をきれいめに仕上げてくれます。
きつすぎず、淡すぎず、白との相性もよいので、ネクタイにも応用しやすい色です。
白のボトムスやシャツと組み合わせた爽やかで優しい印象のある装いにおススメします。
きつすぎず、甘過ぎないブライト・トーンは、インテリアとも相性のよい色です。
特に、白っぽい壁が多い日本の住宅では、ランチョンマットや、クッションカバーのような小物から、ベッドカバーなどの面積の広いところに使っても、嫌みにならずに空間をまとめてくれます。
いきなり壁紙を変えてしまうよりも、カーテンやベッドカバーのように手軽に試せる場所からお部屋の印象を変えて行くのもおススメです。
Bright(明るい)という形容詞は、動詞になるとBrighten(輝かせる)という意味になります。
皆様の毎日を輝かせるお手伝いをしてくれる色であることは間違いありません。


手軽なイメージチェンジをしてみませんか?
壁の色を変えたり、家具の配置を変えたり、インテリアに大きな変化を
加えるのは、予算もそれなりにかかりますし、時間や準備も大変です。
何年かに1度やってみるのは気分が変わってよいのかもしれませんが
もう少し手軽にカーテンやラグなどを変えるだけでも、がらりとイメージが
変わります。
冬のイメージチェンジは深い色が多くなりがちですが、光が明るくなり
暖かくなってくると、深い色は気持ちの重りになってしまいます。
ブライト・トーンでお部屋を輝かせて、皆様の生活も輝きをましますように。
小さいところから、カーテンなどのやや大きめの面積まで、上手に
明るめの色を使ってイメージチェンジをしてみましょう。
黄色やオレンジ、黄緑などは気持ちを明るくして、コミュニケーションを
助けてくれる色です。これらの色をブライト・トーンで楽しんでみてはいかがでしょうか?
また次回お会いできるのを楽しみにしております。色の魔法が、皆様の毎日を輝かせてくれますように。
株式会社LCS 代表取締役社長 石川ジェインちはる先生 ご紹介
慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。
Webサイト:https://life-cs.co.jp
Facebook:https://www.facebook.com/LCreators
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