
このダークグレイッシュトーンでは、小さめの枠で見てみると、みんな黒っぽくて、どれも同じ黒なんじゃないかと思えたりします。
ところが、しばらく見比べていると、暗い色の中からそれぞれの色が匂いたってくるのがわかります。
同じトーンの色の中にいると、同じように見えてしまう色ですが、実はそれぞれに素敵な深みがあります。それはまるで年を経た熟年の方々から感じ取れる人生の色のようです。今回はそんなダークグレイッシュを見て行きましょう。
美しい黒に染まる色~光から闇へ、黒の魔法~

今回のテーマはdark graysh(ダークグレイッシュ)トーンです。
いわゆる暗い灰みがかった色、という意味です。
ライトグレイッシュや、グレイッシュ、ソフトやダルといったトーンは灰色が混じっているいろなので、どこかに白っぽさが残った色ですが
このダークグレイッシュに関しては、純色に黒を混ぜていった色ですので、色にぼやけたところがありません。
暗く、秘密に満ち、威厳を保ちながらもどこか清々しいところが酸いも甘いも噛み分けた大人の色といえなくもありません。
色とイメージの微妙な解釈
せっかくの素敵な色が、これでは台無しです。確かに、暗めの色は重く、固そうに見えるのは事実です。でも、それだけでしょうか?
色の持つそれぞれの魅力に愛情を感じている私としては
せっかくの素敵な色がこのままではどうにもマイナスのイメージばかりと思うと、名誉挽回を試みずにはいられません。

まず、ダークグレイッシュは薄い色や明るい色を引き立てる働きがあります。純色と一緒に使ったりすると、一気におしゃれな印象になります。
このお部屋もカーテンに使われたダークグレイッシュの色がなかったらなんとも ぼんやりしたお部屋になってしまいますね。ダークグレイッシュ自体はあまり主張する色ではありませんが、この色があることで、他の色を引き立てることができます。
輝くテーブルセッティングにはダークグレイッシュトーンを!
ダークグレイッシュトーンはそれ自体は地味な色たちですが、ゴールドやシルバーとの相性がとても良い色たちです。また、もともと大人っぽい色味なので、テーブルセッティングなどで使ってみたい色たちでもあります。
お皿やセンターピース(テーブルに飾る花や装飾)にゴールドやシルバーを使うと、とても豪華に見えます。
テーブルクロスなどに、思い切ってダークグレイッシュトーンを使ってみると思った以上に上質な雰囲気を演出してくれます。
チェックなどで気軽につかってみるのも一つのアイディアですね。


さまざまな色を使って生活を素敵に彩ってください
これまで虹の七色、トーンのあれこれをお話ししてまいりました。
毎回、色のイメージをどうやったらお伝えできるか、あれこれ悩みながら
少しでも色を好きになっていただきたい思いで書いてまいりました。
色の持つイメージをつかむことで、その色を自分のものとして使いこなすことができたら素敵ですよね。
今日はこんな自分になりたい、こんな風に見せたい。それを魔法のように叶えてくれるのが色だったりします。
毎日目にするお部屋の色を少し変えてみることで、気持ちを明るくできたり、落ち着かせたり・・・色でできること、まだまだあるかもしれませんね。
次回から生活を楽しくキラキラさせるためのあれやこれやを楽しくお伝えできればと思っています。これまで同様、楽しみにしていただければ本当に嬉しいです。
それでは、色の魔法が皆様の毎日を輝かせてくれますように。
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株式会社LCS 代表取締役社長 石川ジェインちはる先生 ご紹介
慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。
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