印刷範囲
本文プリント

静岡発!「整理収納」なるほどレシピ Vol.11
あなたの家は本当に収納が足りないのだろうか?

皆さま こんにちは!
寒く長い冬が去り、気持ちも軽やかな春になってきましたね。
桜にともなうニュースがテレビから流れて開花を心待ちにしている方も多いことでしょう!
しかし、この時期の大敵である花粉と日々格闘している方には若干憂鬱な季節かもしれません。外出が億劫になったら、家の中を見直すいい機会です。ライフスタイルが変化する時でもあるので溜まっていたモノの整理や、部屋の模様替えなどで気持ちの切り替えには絶好のチャンスです。そしてモノの見直しは無駄の大きな発見にもつながりますし、無駄の発見は家計の見直しにもつながりますね!

家の中のモノの数とは?・・・数えてみると驚きの数!

家の中のすべてのモノを数えたことはありますか?いやいや普通はそんな気の遠くなることは誰もしませんよね。
しかし、今から10年ほど前に婦人之友社4月号で4人家族の所有しているモノを数えた調査がありました(日用消耗品は除く)。
すると約5,926点あったそうです。この数字が多いのか少ないのか?
皆さまはどうお感じになりますか?

ハウスキーピング協会副理事の澤一良氏が以前一般的な家族3人暮らしのご家庭に伺い家の中のモノを全部数えた時には3,000から4,000のモノがあったと言っておられました。
これは他の家庭でもほぼ同じような数字になるとのことです。
さて皆さまのご家庭にはいったいどのくらいのモノがあるのでしょうか?

私も自分の家のモノを全て数えた事はありませんが、食器と自分の衣類は数えてみました。以前、子供がまだ家にいて5人で暮らしていた時の食器の数は300枚ほど。衣類(小物、下着、パジャマは除く)は80~90枚でした。

自分の衣類に関しては常に意識をして活躍してくれるモノだけとしているので、この80~90枚という数はそこから変わっていません。むしろもっと少なくなってきています。増減はしますが、この範囲が一番管理できる数のようです。
ただ食器の数は改めて驚きました。実際そんなに持っていたとは!

片付く秘訣!?

世の中には食器が大好き奥さまは珍しくないもので、食器戸棚が二つあるお宅が結構あるものです。食卓を彩りたいと買うものの果たして本当に使っているモノはその中でいったいどのくらいなのか?
広いキッチンならばいいのですが、食器戸棚は決して小さいものでもなく体を横にして通っていることもあるのでは?

そこで、家の中が驚くほど片付く秘訣を2つご紹介します。
キッチンに限らず、いろんなお部屋でぜひ試してみてください。

(1)自分が管理できる量を見つける

家の中の6割は使っていないモノ限られたスペースが使われていないモノで占められていては本当にもったいないことですね。
食器戸棚に限らず、ただ単に所有しているに過ぎないモノがほとんどというお宅は家の中の6割がそれらのモノで占められているのではないかとも言われています。
範囲の広いところは無理でも小さい引き出しや戸棚の中のモノを一旦全部出し、必要なモノがどのくらい入っているのかを確認してみると驚く数字が出るかもしれませんね!

(2)限られたスペースの価値を下げない

便利なスペースはよく使うモノで占める無駄なモノに大切なスペースが取られていたなら、早急に手放し、今一番使う頻度の高いモノを収納してみてはいかがでしょう。(要らないモノの手放し方については「Vol.1 要らないモノとの決別の仕方」をご覧ください)
新築の時やリフォーム直後の広いスペースはなくなったのではなく、見えなくなっているだけで、一番近いあなたの足元にあることに気が付くはずです。

おすすめアイテム:マルチ小物収納引き出しボックス

写真は、我が家で大活躍しているマルチに使える小物収納引き出しボックスです。
すでに30年近く使っています。
いつ購入したのか?どこで買ったのか?さえ忘れていますが、触らない日がないほど使いこんでいます。キッチンのカップボード横の引き出し収納の上に置いてあります。ボックスの中は、コーヒースプーン・アイスクリームスプーン・来客用スプーン・イチゴをつぶすスプーン・フォーク・デザートフォーク・木製フォーク・漆塗りさじ・漆塗りのフォーク・箸置き・薬など。
使う人の自由な発想で多目的に使える引き出しボックスを、私はカトラリー入れとして使っています。

この引き出しボックスのいい所は、ス プーンフォークなど13㎝~14㎝のモノがちょうど収まる奥行き。
深さも3㎝、巾7㎝で必要な6本くらいが入る容量。
そして、引き出しの数が15個あるのでアイテ ム別に十分対応できるところです。
文具などもっと細かいモノを収納するのにも最適なモノなので、同じような引き出し収納ボックスを見つけたら、アイデア次 第でいろいろな用途に使えるのではないでしょうか!


セキスイハイム東海ご入居者様へのメッセージ

新築した時やリフォームした時のイメージがだんだん崩れていくと嘆く方がいます。暮らしの中でモノは意識しなければどんどん増える。収納スペースからはみ出して部屋の床にもモノが置かれてしまう。自分が管理できる数に気付き一定量を決めると目的さえあいまいになってしまった「単に所有しているだけ」のどっちつかずのモノはなくなります。贅肉をそぎ落とし、動きやすいスリムな体にしたいと誰でも思うもの。
いつも体重を気にする意識を、管理できるモノの数に当てはめ、薄着の季節になる前に家の中のデトックスも出し、毎日の暮らしを快適なものにしていきましょう!

「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介

静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。

ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」

快適空間への
リフォームも
お任せください!
収納リフォーム

長く家に住んでいると、部屋の中にモノが増え、空間が狭くなってしまうことにお悩みではありませんか?
モノがあふれると整理整頓をするのも一苦労。
お部屋の空間も狭くなると、気持ちも窮屈になってしまいます。
そんなご入居者様向けに、お部屋の整理収納力をぐっと高める収納リフォームをご提案いたします。

収納リフォームページへ

無料定期診断を申し込む:住まいの専門家が屋根や基礎、設備などの経年変化をチェックしてアドバイス。診断報告書があれば、いざという時に安心。
収納アドバイス「片づく暮らし 豊かな暮らし」や「収納」をテーマに、快適リフォームのポイントをまとめた「暮らしのリフォームガイド」などを無料でお届け。

タグ :
ページの先頭へ