静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆様 明けましておめでとうございます。すでに松の内も過ぎ、当たり前の日常に落ち着いている頃でしょうか?
今年の干支は「午」。主人も6回目の年男で72歳を迎えます。そして私も何と9月には70歳の仲間入り。昨年は60代最後の年で69歳をロックの年よ!などと冗談半分で軽くかわしていましたが、自分が実際に70歳になるという現実はかなり重く、昨年との大きな差に一抹の寂しさを感じている次第です。
暮れの12月に有吉佐和子さんの「青い壺」を読みました。あんなに有名な作家さんなのに読むのは初めて。本は一話から十三話までが、一つの青い壺で話がつながっているという構成で、昨年の上半期文庫ランキング第一位。称賛どおりとても読みやすくおもしろい本でした。九話では高校卒業後50年ぶりに同窓会旅行に行く女性たちが描かれていました。ただ読み進めていくうちに段々と違和感を覚えてきたのです。一体どういう違和感かというと、登場する女性たちの年齢はどうも70になったばかりなのですが、旅行に着物で出かける、着替えに単衣の着物を用意する、話の中で新幹線が出てくるのですが、座席に正座で座るとある。登場人物のひとりは風邪をひいてはいけないと二泊三日の旅行でもお風呂は入らないと行く前から決めている。腰が曲がっていてまるで鎧のようなコルセットを二人が着けている。そればかりか他にも総入れ歯の女性が二人登場。あれれ?それって今で言ったら80~90歳以上のシニアでなければ当てはまらない感じじゃないだろうか?新幹線は1964年10月1日に開業した。昭和39年である。舞台はその頃だと考察すると当時の平均寿命(昭和40年)は、全国で67.74歳だそうです。つまり70代に入ったばかりの女性もすでに人生の終末なのではと想像できたのです。
2024年で女性の平均寿命は87.13歳にまで延びた。60年経って寿命が20年延びた!70代に突入と言って肩を落としてなんかいられない。それならばたとえ膝が痛くても馬のように天高く走り抜けようではないかと思う新年でした。
人生においての片付けはモノだけではない
リピーターのお客様から借りた本がありました。あるミニマリストさんが書いた一冊。私は整理収納アドバイザーだが、ミニマリストではない。しかし、時々ストイックにモノを持たない主義の人たちの生き方を知ると、それなりの刺激になるものだ。それなりどころかかなりの刺激と言っても過言ではない。でも家族間の価値観の差や、モノへの思いはミニマリストさんとは同じステージにはならない自分がいる。本を貸してくださったお客様に、昨年内には返却したくて少しの焼き菓子を添えてお届けしたが、タイミング悪くお留守だったので、お礼と年末のご挨拶を記して玄関先に置いてきた。その日の夜にお電話をいただいたのだが、いつもだと片付け談話になるところ、その日は<人付き合い><人との関係>の話になった。
ある人から「家がいつも散らかっている人や愚痴ばかり話す人と会っているとあなたの運を取られちゃうわよ」と、言われたそうだ。 お客様は私より少し年上。人生の折り返し地点を過ぎた方に進言するほど私は大人じゃないが、お互い成長しあえるような人とお付き合いした方が気持ちはいいことは分かっている。無理をして嫌な思いをする人とはフェードアウトのように関係を薄くするのもシニアには必要なことではないだろうか?と、自分の思ったことを伝えてみた。
ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、人は一日に最大35,000回の決断をしているという。その数の多さにビックリした。 自分はそんなに判断決断してないだろなぁ・・。案外考えているようで考えていないこともしばしばの自分なので信じられない数字ではあるが、この選択や決断がうまく運ばないと部屋が片づけないというのは分かる気がする。
なぜなら、片付けが上手くできない人はカテゴリー別に分けても、あっという間にごちゃごちゃと、もとに戻ることが多い。部屋の三分の一ほど占領するほどの紙袋があっても全部使うと言い、減らすことができない。片づけた後のイメージが掴めないので、どこからスタートしていいのか分からないのである。 もしかしたら、家をキレイに整えることができる人は、人との関係も上手に構築していくことができるのではないか?モノとの関係がうまくいっている人はきっと人とのお付き合いも卒なくこなすことができるのではないかと思わざるを得ない。 お客様は私が必要でないくらい、片付けスキルは高く人を呼べる家なので、多くの人が集まるお宅なのである。お悩みの人との関係もきっと自然にいい方向にいくのではないかと思っています。
今年の年賀状に<年賀状じまい>のくだりが書かれていたものがあった。これも時代の流れであろうが、一つの人との関係の整理と言えるのかもしれない。 私は時代の流れに逆らい、今回は宛名、自身の住所名前から、裏面のご挨拶まで全て手書きにした。果たしてそんな手書きの年賀状を相手は喜んでくれたであろうか・・・


今や年賀状も片づけられていく
年賀状の話になったので、さて皆様はその扱いをどうなされているのであろうか?私は3年間保存し4年目に一番古い年賀状を始末している。その中で子ども家族がくれた写真付きの年賀状や、甥っ子や姪っ子など近しい親戚の写真付き年賀状は外してファイルしておく。毎年の成長が見られて楽しいし<一番イイお顔>が、写っている写真ばかりなので捨てがたい。やはり完璧なミニマリストにはなれそうにない。ただし今までもらった手紙は手元に残さなくなった。転校生だった自分は、手紙が人と自分を繋ぐ一番手っ取り早く、形で残せるツールだったので段ボールにいっぱいもらったものだった。その同じ数ほどの手紙を自分も相手に出したということだろう。それは青春の宝物でもあった。が、自分に来た手紙など人にとっては紙ごみと同じだろう。自分も読み返すことはない。子どもの結婚式のDVDだって見ることはないし、VHSをDVDにお金をかけて変えたのにも関わらず見ることは2回ほどで終わっている。ただしそれには理由があって、子どもの小さい時の姿が画面に映し出された途端、懐かしさのあまり泣いちゃうのである。話が逸れたが、もし最後までとっておきたい手紙があれば一緒に棺桶に入れてもらおうと思っている。残したところで家族が処置に困るだろうし、人の手紙をいちいち開いて確認することもないであろう。ここで分ける作業が入る。 そんな最後まで取っておきたい手紙は自分で宝物箱を作らなければならない。 年賀状とは価値が違う。一日でも早く素敵な箱を用意しよう。そしてその中に収める。家族には死んだ時に一緒にお棺へ入れて欲しいと宣言しておく。 大切なのはあれもこれも大事とばかり、棺桶に入っている本人より大量のモノになってはイケナイことである。
新年早々、棺桶の話などで縁起でもないですが、そんな先のコトを想像すると今の扱いも見えてくるというもの。過去の年賀状をどのように保管していったらいいのか?お年玉付き年賀ハガキの当選の確認が済んだら、早速行動にうつしてみることをおススメします。
今年もモノに振り回されない<片付け上手>になりますように・・・ どうぞ、よろしくお願い致します。


「整理収納」なるほどレシピ おすすめ記事
⇒Vol.000 ●●●
⇒Vol.000 ●●●
⇒Vol.000 ●●●
リフォームも
お任せください!
長く家に住んでいると、部屋の中にモノが増え、空間が狭くなってしまうことにお悩みではありませんか?
モノがあふれると整理整頓をするのも一苦労。
お部屋の空間も狭くなると、気持ちも窮屈になってしまいます。
そんなご入居者様向けに、お部屋の整理収納力をぐっと高める収納リフォームをご提案いたします。
「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。






















