

ついこの間まで、汗ばんでいたはずなのに、もう肌寒いを通り越して寒さを感じる季節になってきました。しまいこんでいた冬の衣服を取り出す頃ですね。
これから寒くなってゆくにつれて気になるのは体の「冷え」。冬場の寒さによって手足が冷えてしまう状態を言います。
もう一つ混同されやすいのが「冷え性」。こちらは季節に関係なく手足が冷えたりする状態を言います。
今月は、男女を問わず問題を引き起こす「冷え性」について考えます。
冷え性は万病の元と言われるだけではなく、肩こりや頭痛、生理痛や不妊まで、あらゆる病気の元とされています。今から準備して今年の冬は冷え知らずの体になれますように!
冷えると大変
たかが手先足先が冷えるだけ…と侮ってはいけません。ガン細胞は体温が35℃以下になると活性化すると言われています。体温が一度下がるとガンが活性化してしまうほど免疫力が低下するというのであれば、体温の維持というのは思っている以上に大切なことです。
ガンに限らず、冷え性は万病の元と言われ、ただ手足が冷えるだけではなく、肌荒れ、頭痛、腰痛、さらには不眠や不妊、うつの原因になるとも言われています。
私もつい夢中になって仕事をしていて、同じ姿勢で長時間PCに向かってしまうことがあります。ところがその後、いざ寝ようとしても、手足が冷えて眠れないことがあります。
自分なりにマッサージしたり、足湯をしたりして対処していますが、この痛いほど冷える感覚は、なるべく遭遇したくないものの一つです。
特に女性は、熱を生み出す筋肉が男性より少ない分、身体が冷えやすいと言われています。放っておくと大きな病気や心の病まで引き起こしてしまう冷えを早めに撃退しましょう!
「冷え性」はなぜ冷えるのか
寒くなってくると手先や足先が冷えて、眠れないことはありませんか?痛くなるほど冷え切ってしまって、本当に辛いですよね。「冷え性」は冬だけでなく夏にも起こります。
原因としてはいろいろ言われていますが、血行不良が最も有力な原因と言われています。
さらにその血行不良を作り出してしまう要因として次のようなことが挙げられています。
- 自律神経の乱れ(ストレス・冷暖房による外気との気温差)
- ダイエットなどによる栄養バランスの乱れ(炭水化物・塩分・脂肪の過剰摂取、ミネラルバランスの乱れ、水分不足・アルコールの影響)
- 運動不足
- 衣類による締め付け(きつい服を着ることによる血行不良)
貧血や低血圧など、医療的な要因は病院できちんと相談したほうがよいですが、上記の1~4は、自分で対処できる部分なので、ぜひ、今年こそ、冷えに悩まされない冬にしましょう!
冷えない体を作る!!
前項で挙げた4つの要因を減らす(改善する)ことで、冷えもかなりの部分は改善されると思います。
1.自律神経の乱れ
深くゆっくり呼吸をする、部屋の中を温め過ぎないというのも意外に見落とされていた点だと思います。部屋の中でも、なるべく動くようにして身体の隅々まで血流を行き渡らせるように時々ストレッチをするのもおすすめです。
2.栄養バランスの乱れ
甘いものばかり食べ過ぎていないでしょうか?コーヒーや紅茶など、カフェインの多いものばかり摂っていませんか?カフェインには身体を冷やしてしまうという残念な報告もあります。
好きなものだからと摂り過ぎずバランス良い食事をしましょう。
また、水分をきちんと摂ることによって、血液がドロドロになるのを避けましょう。
血行不良が冷えの原因ならば、水分やビタミン・ミネラルをバランス良く摂ることで血液をサラサラにして、身体の隅々まで行き渡らせましょう!
3.運動不足
血流を良くするのに、筋肉は欠かせません。足の筋肉が衰えると、足の血液を心臓に送るポンプが衰えてしまうことになります。お散歩やストレッチなどで、筋力の衰えを防ぎましょう。
また、身体の隅々にまで血液を送る毛細血管は、血流の流れが悪いと、細くなって衰えてしまうそうです。運動をすることで血流を増やして、毛細血管を増やして行けば、手足の隅々まで暖かい血が巡ることになりますね。冷え性からも遠ざかると言えるでしょう。
激しい運動でなくても、家の中でも出来るヨガや、身体の芯にある筋肉を鍛えてくれるピラティスなどもおすすめです。ピラティスは傷病兵のリハビリのために考えられた運動ですので、無理なく身体のコア(中心)にある筋肉を鍛えてくれます。内臓の冷え対策にもなりますね。
4.衣類による締め付け
流行のスキニージーンズや、ぴったりした服は素敵なのですが、無理に締め付けていると血行不良を起こしやすくなります。ガードルやきつい下着などもいかがなものでしょう?
自分の身体をいじめるのではなく、自分の身体と向き合って、無理なく素敵に見える方法を考えるのも、実は冷えから解放される一つの方法なのかもしれませんね。
また、冷え対策として首、手首、足首といった体の中の「首」を温めると効果的です。もちろんこれも締め付けは厳禁です。マフラー、手袋、靴下などで、冷えない体にしましょう!
食べものから考える
血流を良くするために栄養のバランスが取れた食事をしよう!そうだ!元気になるために、お肉も食べなくちゃ!
…でもちょっと待ってください。実は肉などのタンパク質を消化するには、野菜の10倍も時間がかかります。ということは、それだけたくさんの血流が消化に使われるために内臓に集まってしまうということでもあります。
そうすると手足といった末端に送られる血流が少なくなってしまいます。
消化の早い順で考えると
果物>野菜>炭水化物>タンパク質
となっています。栄養のバランスを考えながら、偏りのない食生活になると良いですね。
また、同じ果物でも、南の国でとれたもの(バナナやマンゴーなど)は身体を冷やす効果があります。北の国でとれた果物(りんご、みかんなど)は身体を温める効果があります。
ミネラルやビタミンも重要ですが、冷えやすい方は南国系の食品は控えるか、体を温めるもの(シナモンなどのスパイス)と一緒に摂るというのも良いかもしれません。
色を使って冷えない体を作る?!
色彩心理でも、色によって温度の感じ方が異なることが言われています。
やはり、赤やオレンジ、黄色などは暖色系といわれ、温かさを感じる色です。肌も色を感じています。青などの寒色系の下着や衣服は冷たさを感じさせます。
女性はなるべくピンクや赤、オレンジといった色を身につけることによって、色からも冷え対策をすることをおすすめします。
また、色で温度を感じるということですので、部屋のインテリアも、冬は温かみを感じる色を取り入れることをおすすめします。
部屋全体に真っ赤や燃えるようなオレンジを取り入れるのは難しいですし、圧迫感を感じるので、パステル調にしてみたり、部屋のポイントで取り入れるのがおすすめです。
気づかないうちに身体を蝕む「冷え性」、でも、気づくことができたら、対策を取ることができます。病気や不調が現れる前に、ぜひ早めの対策をとって、気持ちの良い毎日になりますように。
From e-cooking club
幼馴染のなごみ系凄腕シェフと一緒に、簡単で、健康にも良くて、普段の材料でも作れるプロの味をご紹介しているe-cooking club。
そこから簡単なレシピの一部をみなさまにご紹介して行こうと思います。
レシピは簡単なのですが、プロの技は実際にご参加いただいかないとお伝えできないのが残念なところです。
ちょっとした切り方や盛り付け方などは、ぜひレッスンに参加されて体験してください。
https://www.facebook.com/ecookingclub
りんごとみかんのサングリア風
「りんごが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど効能が多いりんごと冬の果物の代表であるみかんを赤ワインでサングリア風にしたデザートです。アルコールは煮込むと飛びますので、お子様でも召し上がることができます。
使用するお砂糖をきび等にしてミネラルを補ったり、煮込む時に身体を温めるシナモンを加えたりすると、体を温めてくれるデザートになります。温かいままでも、冷たくても美味しいですよ。
材料(4人分)
- りんご 1個
- みかん 3個
- レーズン 適量
- 赤ワイン 200cc
- 水 300cc
- 砂糖 大さじ6
- レモン果汁大さじ3
- ※シナモン・・・適量
作り方
- みかんは皮をむいて1/4に切る。
- りんごは芯を取り、一口大に切る。
- 鍋に水、赤ワイン、砂糖を入れてひと沸かしする。(*シナモンはここから入れる)
- りんご、みかん、レーズンを入れてさらにひと沸かしする。
- 砂糖で甘みを整え、レモン果汁を加えて完成!
omne ignotum pro magnifico.(ラテン語)
everything unknown is thought to be magnificent.(英語訳)
知らないものは素晴らしいものだと思われやすい。(日本語訳)
ローマ帝政時代の政治家・歴史家タキトゥスの言葉です。
ネットやSNSで様々な情報が飛び交う昨今、インスタグラムやプリクラなど、「美しい写真」を誰もが撮ったり、加工したりできる時代になりました。
一昔前はプロが時間をかけて作ったような美しい画像が、無料ソフトで一瞬にしてできてしまうのです。(本当にプロはおまんまの食い上げです…涙)
見たこともないものが、さも美しいもののように情報として手に入る時代、私たちは以前よりももっと、本物を自分の目で見るということをしなくてはならないのかもしれませんね。
情報は加工されて届きます。ぜひご自分でそれが本当に素晴らしいものかどうかを確かめてみて下さい。
次にお会いするまで、素晴らしいことがたくさんありますように。
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慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。
Webサイト:https://life-cs.co.jp
Facebook:https://www.facebook.com/LCreators