生活を楽しむライフクリエイターのキッチンから香りや食材を活かして、簡単にできるお料理やお菓子を楽しくお伝えしていきます。
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暑かった夏から解放されて、ようやく秋らしくなってきたと言える今日この頃です。
暑さ寒さも彼岸までのはずが、今年はお彼岸以降も日中の気温が高い日が続きました。
ようやく訪れてくれた秋という感じですが、ここで注意したいのが、うっかりひいてしまう風邪です。まだ体が秋の冷え込みに慣れないため、思いもよらず喉や鼻から風邪を引くというパターンが多いのではないでしょうか?
今回は粘膜を保護して、風邪への抵抗力を高める簡単なパンケーキをお届けします。
ちなみに、近年絶大な人気を誇るパンケーキ、どうしてパンケーキって言うのでしょう?
そして今回の材料は、お料理には欠かせないのでついつい安いと買ってしまうけれど、気づくと冷蔵庫の主になってしまうニンジンです。
これからの季節にぴったりの栄養がたっぷり入ったニンジンと、物忘れ予防にもなるというココナッツオイルを使って朝ごはんやブランチにぴったりの一品を作ってみましょう!
パンとケーキ?そう言うことだったのね、のパンケーキ
近年不動の人気を誇るパンケーキ。インターネットのレシピサイトでも数限りないレシピが載っています。でもパンケーキって、どうしてパンケーキって言うのでしょう?
私の幼い頃はホットケーキと呼んでいましたが、最近おしゃれなお店で紹介されるのはみんな「パンケーキ」。
パンとケーキくらいに考えていましたが、もともと英語ではPancake(パンケーキ)が正解。
実はPanとは「浅い鍋」という意味です。フライパン=frying panは、fry=(油で)炒める pan=(浅くて持ち手などがついた)鍋。つまり「油をひいたりして炒めるための浅い鍋」ということです。英語では食べる方のパンはbreadやbunという表現になるため、パンケーキとは「浅い鍋で作ったケーキ」という意味です。
ケーキは何らかの穀物の粉末(多くは小麦粉)、結着剤(多くは鶏卵や小麦粉に含まれるグルテン)、油脂(植物油、バター、ラード、シュマルツなど)、水分(水、牛乳、バターミルク、果物のピュレーなど)、膨張剤(酵母、重曹、ベーキングパウダーなど)を配合して作られる。また、欧米では焼き菓子のことを広く「ケーキ類」を示す語で指す。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
つまり、粉と卵と油に水分を混ぜてフライパンで焼いたものがパンケーキというわけです。
おやつというよりは、お好み焼きに近いといえば良いでしょうか。
甘くして食べるだけでなく、食事としても出せるのがパンケーキなのです。だから、もっと肩の力を抜いて気軽に作れる食べ物として自由に発想するのにぴったりな一品なのかもしれません。
これからの季節が出番!なニンジン
ニンジンは一般的に9月から12月が収穫期ですので、秋が旬と言えます。ビタミンAの元になるカロテンを豊富に含んでいますし、油によって吸収が良くなるため、油でさっと炒めて食べるのが一般的です。
もちろん、美しいオレンジ色が料理に彩りを加えてくれるので、煮物などにも欠かせない存在です。ニンジンのカロテンはビタミンAとして目や皮膚の粘膜を保護してくれたり、角質化を防ぐ働きもあります。
風邪は喉や鼻の粘膜からウイルスが侵入することから始まるので、まずはそこを強化して風邪に強い体にしていければいいですね。また近年増えているドライアイや皮膚の角質化にも効果が期待されていますので、これから肌がカサつく季節にはぴったりな食品ではないでしょうか。
自然のサイクルでは、人間の体に必要な時期に必要なものが収穫できるようになっているのだなと、思わず感動する私です。
ちなみに、ニンジンの「皮」ですが、実はとても薄いために収穫するときにほとんどが取れてしまっているとのこと。私たちが「皮」だと思っている部分には栄養分がぎゅっと詰まっているので、軽く汚れを落とすくらいで大丈夫とのことです。
今回はニンジンをすりおろしてそのまま使っているので、全部の栄養を丸ごと召し上がってください!
相性のいい油も、ひと工夫で頭スッキリ!
ニンジンのカロテン吸収に重要な役割を果たす油ですが、油ならなんでもいいかというと、そうも言えないですよね。そこで今回は同じ油でもココナッツオイルを使ってみました。
一時期ブームのように流行したココナッツオイルですが、ブームが一段落して、流行から生活の一部へと変化している頃かもしれませんね。
まだまだ全てが解明されていないココナッツオイルですが、2004年に発表された研究ではココナッツオイルに含まれている「中鎖脂肪酸トリグリセリド」が体内で「ケトン体」に変わり、このケトン体が空腹感を和らげたり(*1)、物忘れの改善に効果があった(*2)という報告がされています。
せっかく摂るなら、健康効果が期待されるものを取り入れたいですね。
*1 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29105987
*2 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15123336
〜あっという間に出来上がり!〜
キャロットココナッツパンケーキ
ついつい買ってしまうけれど、冷蔵庫の主になりがちなニンジン。しかもシワシワになってしまったりして、使い途が不明のまま泣く泣く廃棄という憂き目にあいがちです。今回はそんなニンジンに大活躍してもらいましょう。
ふんわり香るココナッツの香りが食欲をそそります。おやつに、朝食に、ぜひ作ってみてください。
材料(2人分)
- ニンジン 1本
*量はお好みで調節してください。しっとりした感じが良い方は1本、ふわふわがいい場合は少なめで - 全粒粉 120g(約カップ1)
- オートミール 30g (大さじ6)
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 卵 1個
- きび砂糖 大さじ1
- 豆乳 カップ1/2
- ココナッツオイル 大さじ1程度
- 乾燥ココナッツ お好みで
*レーズンやクランベリーを入れればなお美味しいです。
写真はレーズンとクランベリーが入っています。
*甘くないほうがお好みの方はきび砂糖を抜いて、ジャコや青ネギなどを入れても美味しいです。
作り方
- ニンジンはすりおろすか、ハンドミキサーなどで潰しておく。
- 全粒粉とオートミール、ベーキングパウダーは合わせて軽く混ぜておく。
- 卵ときび砂糖、豆乳をよく混ぜ合わせたところに、すりおろしたニンジンを入れ、2.の粉類を加えて混ぜる。
- フライパンに大さじ1程度のココナッツオイルを入れ、ココナッツオイルがフライパン全体へ回るようになじませたら一度耐熱容器にココナッツオイルを出してから3.を流し入れて弱火から中火で色がつくまで焼く。
- 火加減に注意しながらひっくり返して焼き色がついたら出来上がり。
Recommendation from Life Creator’s Studio
今月からLife Creatorが毎日の中で「これ、いい!」と思ったモノやことをご紹介します。
小さい頃からストーリーや機能美があるモノが大好きで、長年集めたあれやこれやをまとめ2019年6月からLife Creator’s Studioをみなさんが集える場所として始動させました。
そこに集めた(集めたい)あんなもの、こんなものをご紹介していきます。
今月はHand brender(ハンドブレンダー)。引越しの際に電気製品を購入したポイントで、前々から憧れだったハンドブレンダーを購入したのですが、これがすごい!
マヨネーズが15秒でできちゃう。しかも失敗なし。もうびっくりです。
今までボウルで分離しないように気をつけながら油でベトベトになってぐるぐるかき混ぜてた私は何だったの!と叫びたくなるほどの簡単さに、頭を殴られるくらいの衝撃を受けました。
今回もニンジンのすりおろしはこれで1分ほど(アタッチメントに詰まったニンジンをヘラで何度か移動させながら)。しかも片付けは先端のアタッチメントをさっと洗うだけでOK!
最初「使うかな〜?」と少々不安だったのですが、手軽さと便利さで、ほぼ毎日出動しています。
最近のものは安全装置も付いていて、誤作動しないようになっているし、性能が上がっているので、キウイなども皮ごとスムージーにできます。コーヒーの豆までひけるなんて、もう感激です。
確かに手で作ることも大切なのですが、忙しい主婦の皆さんの食卓を助ける便利な道具はどんどん使って、余った時間を家族とのコミュニケーションや素敵なことに使いましょう!
人生楽しんだもの勝ち!工夫次第でどんどん楽しく美味しく素敵になります。
いらない罪悪感(全部手で作らなきゃという責任感)を少しだけ横に置いて、本当に必要なこと(安全で体にいい食べ物や楽しい食事にすること)に目を向けませんか?
泣いても笑っても明日が来るなら、深呼吸して笑顔でいたいですね。
来月もお会いできるのを楽しみにしています!
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慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。
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