生活を楽しむライフクリエイターのキッチンから香りや食材を活かして、簡単にできるお料理やお菓子を楽しくお伝えしていきます。
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今年は暖冬と言われて久しいですが、寒さの中で咲く梅の花が終わり、桃の蕾が膨らみ始めました。日差しの中に暖かさが混じってくると、あちこちに春の花が咲き始めて、地上に色が戻ってきます。
実は毎年、その年のラッキーカラーがあることはご存知でしょうか?中国の風水や九星気学ではその年によって幸運な色というものがあります。
どうせ毎日暮らすなら、幸運をもたらすと言われるものを取り入れた方が何だか気分が良いですよね。
お洋服やインテリアに使ってみたり、食べ物でとりいれても良いかもしれません。
今回は今年のラッキーカラーを食べ物で取り入れてみよう!ということでラッキーカラーのスイーツをご提案します。
また、今月の「これいい!」ではこの時期大活躍するグラタン皿のおすすめを取り上げました。
お鍋で有名なあのブランドのグラタン皿を買ってみたのですが…。
今月も最後までお楽しみ下さい。
今年は何色?
みなさんもよくご存知の風水や、九星気学といった大陸由来の暦や方角を使った占いでは、その年の色というものがあります。
東が青、南が赤、西が黄色、北が黒…などの基本の色があるのに加えて、一白水星や三碧木星などと、各年に色にまつわるサイクルがあります。
今年は七赤金星ですが、これもどの占いを見るかでラッキーカラーが全く違うのが困り物です。
ただ、名前にあるように、九星気学では今年は「金」のエネルギーを持つ年だというのです。
また、七赤金星は身体の中では「口」を表すことから食べること自体に幸運のエネルギーが宿るというのです。
ならば幸運の色を食べたら運気も上がるかしら?ということで今年のラッキーカラーを食べてみよう!と思いつきました。
もともと占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。どうせ気分的なものなら、幸運と言われるものを取り入れてみようというのが人生を楽しむ秘訣ではないでしょうか。
ちなみにあれこれ見て行くと、占い師さんによってこれまた見事に色がバラバラ。
思わず笑ってしまいました。ざっとあげるだけでも
赤、金、緑、茶、青
この5色が提案されています。
インテリアやファッションで色選びに迷ったら、まずはこの5色の濃淡や掛け合わせで考えてみるのも良いかもしれません。
一口に赤と言っても、それこそ真紅から桜色まで、何万通りもの赤があります。また赤と金(黄)を混ぜたオレンジも赤の仲間ですし、赤と青も混ぜたら紫になります。
大事なのは皆さんの直感に素直になることではないでしょうか。人間の直感というのは意外に侮れないもので、「何となく」…と選んだものがぴったりだったりします。それは「何となく」の後ろにある皆さんの人生の経験が教えてくれているものだからです。
ちなみに私が今年何となく惹かれる色はピンクです。それも街に溢れる色の中で気になるのは、ちょっと紫がかったピンクにグレーが薄く感じられるものです。
皆さんの気になった色は何色ですか?
今回は赤と金が今年のベースの色だとしてスイーツに取り入れるとしたら…と考えて、綺麗なピンクのクリームとレモンの黄色を金色に見立ててみました。実際はきび糖を使うので、グラニュー糖を使った時より色が茶色っぽくなってしまうのですが、茶色もラッキーカラーだから良しとしよう!ということでお許し下さいませ。
レモンカードって?
今回、私の英会話のクラスの方から、ご自宅で無農薬で育てていらっしゃるレモンを頂いたことがきっかけで、レモンカードを使おうと思い立ちました。
秋から春にかけてはレモンの収穫期で、山のようにレモンが実った時は、ジャムにするのも良いですが、こんなクリームを作ってみるのも良いかもしれません。
外国のお菓子では、甘酸っぱいレモン味のクリームはリンゴやベリーに負けず劣らぬ人気の味です。レモンパイに代表される甘酸っぱさですね。
レモンカードはまだ日本ではそれほど馴染みがありませんが、レモンと卵とバターで作るスプレッド(クリーム)だと考えていただけたら良いかもしれません。
紅茶にもよく合うクリームなので、パンに塗ったり、パイに詰めたり、大活躍します。
冷蔵庫で1週間ほど持ちますので、作っておくとデザート作りに大活躍です。
作り方は意外と簡単ですので、代表的な作り方を以下にご紹介しておきます。
今回は皮もすりおろして使いますので、無農薬のものをお使いください。
レモンカード
材料
- 防腐剤や添加物を使用していないレモン 2個
- 溶き卵 2個分
- 無塩バター(1cm角に切ったもの) 100g
- きび砂糖 200g
*綺麗な黄色に仕上げたい方はグラニュー糖をお使いください
作り方
- レモン1個分の皮の黄色い部分だけをすりおろす。
- レモン2個分の果汁を絞る。
- ホーローかステンレスの鍋に溶き卵をザルを使ってこしながら入れる。
- ③に分量の砂糖と無塩バター、②のレモン汁を加える。
- 湯せん用として、一回り大きな鍋(またはちょっと深めのフライパン)に水4カップを入れて沸騰させたら火を弱め、水2カップを加える。
- ⑤に材料を混ぜておいた鍋をのせて、弱目の中火〜弱火で湯せんにかけ、静かに混ぜながら15〜20分煮る。
- とろりとしたら火から下ろして①ですりおろしたレモンの皮を入れて混ぜたら出来上がり。
*熱いうちにジャムのように瓶に詰めても良いですね。小麦粉やコーンスターチを使わないので粉っぽさがない素敵な食感になります。
〜あっという間に出来上がり?!〜
ラッキーカラーパフェ
今年のラッキーカラーの黄色(金色)からピンク〜紫のグラデーションにした可愛いパフェが作れたら良いなと思ったのがこのラッキーカラーパフェです。
食紅などの着色料を使わずに、フルーツのソースで色をつけてみました。
以前にもお話ししたことがあるのですが、実はイチゴのみで赤を出すのは至難の技で、ジャムとして使うと綺麗な色が出るのですが、クリームと混ぜた時に綺麗な色が出るのはラズベリーなんです。
食紅を使わずに綺麗なピンクを出してくれるラズベリーは、スーパーの冷凍コーナーなどでも一年中手に入ります。ブルーベリーはもちろん青系の色を出してくれますので、この2種類のフルーツを使ってクリームパフェを作ってみました。
今回はレモンカードに加えてラズベリーソースとブルーベリーソースを作りますが、どれも簡単にできて、残ったらジャムのようにパンにつけたりクッキーにつけたりできます。
甘酸っぱいクリームと優しいフルーツクリームのハーモニーをお楽しみ下さい。
もちろん飾りはご自由に!
黄色のパイナップルやグリーンのキウイなど、お好きなものを飾って楽しんでください。
材料(4人分)
- 生クリーム(生乳のみのもの)…200cc
- きび砂糖 …大さじ2
- レモンカード …適量(一人分大さじ1くらいですが、お好きな量でどうぞ)
- お好きなクッキー …適量
- 飾り用のフルーツ…お好きなもので
■ラズベリーソース
- ラズベリー(冷凍) …200g
- きび砂糖 …100g
■ブルーベリーソース
- ブルーベリー(冷凍)…150g
- ラズベリー …50g
- きび砂糖 …100g
作り方
- 鍋にラズベリーと砂糖を入れて弱火〜中火で果肉を潰しながら、5〜10分ほど煮てラズベリーソースを作って冷ましておく。
- 同様に、別の鍋にブルーベリーとラズベリーに砂糖を入れ、弱火〜中火で果肉を潰しながら5〜10分ほど煮てブルーベリーソースを作って冷ましておく。
- 生クリームは100ccずつに分けて、それぞれ砂糖大さじ1ずつを加えてトロリとするまで泡立てる。
- 冷ましておいたラズベリーソースをとろりとさせた生クリーム100cc分に少しずつ加えて泡立てて、自分が好きなピンク色になるまで加える。(最後は八分立てくらいになるのが理想)
出来上がったクリームは冷蔵庫に入れておく。 - 冷ましておいたブルーベリーソースも同様にして、好きな色あいまで加えて泡立てる。
出来上がったクリームは4と同様に冷蔵庫に入れておく。 - クッキーを砕いて器に敷く(ガラスの器にすると色が見えて綺麗です)
- 6の上にレモンカード、ブルーベリークリーム、ラズベリークリームを順に乗せて行く。
- フルーツをトッピングして出来上がり。
Recommendation from Life Creator’s Studio〜ライフクリエイターの「これ、いい!」〜
Life Creatorが毎日の生活の中で「これ、いい!」と思ったモノやことをご紹介します。
小さい頃からストーリーや機能美があるモノが大好きで、長年集めたあれやこれやをまとめ2019年6月からみなさんが集える場所としてLife Creator’s Studioを始動させました。
そこに集めた(集めたい)あんなもの、こんなものをご紹介していきます。
今月はお鍋で有名なストウブのグラタン皿です。
お鍋は高いので、買うのに勇気がいりますが、こちらはもう少しお手軽な価格なので、ちょっと挑戦してみようと思い、お料理教室用に買ってみたのですが、これが意外に優れもの!
何が優れているかというと、色が綺麗とか形がシンプルというのに加えて「汚れが落ちやすい」のです。
みんなが大好きなグラタンは、チーズやソースが焦げ付くのが難点でした。さらに、卵をのせたりすると、白身がグラタン皿にこびりついてなかなか取れなかったり、溢れたソースが底にしみてなかなか洗っても落ちなかったり…
そう、後片付けがとっても大変だったのです。
グラタンやドリアは、トマトソースやホワイトソースにチーズなどといった焦げ付くオンパレードなんです。でも、熱々を食べる時の幸せに負けて、やっぱり作りたくなるのですね。
このグラタン皿は、底まで釉薬がかかっているのです!さらに少しだけ脚がついています。これのおかげで、チーズの焦げ付きやソースのこびり付きがスルッと落ちます。
グラタン皿の全体的に汚れが落ちやすいな〜というのが使ってみて驚いたところです。
白身のこびり付きも洗剤につけておいてしばらくするとスルッと取れたのには感動しました。
もちろん可愛い赤も美味しさを引き立ててくれます。サラダをもったり、フルーツを乗せたりしても可愛いですね。
気軽なおしゃべりタイムにクッキーを入れて出しても何だかカフェ風な器になります。
まだまだ寒さは続きますが、日差しはどんどん暖かくなってきています。
ご家族や、お友達と、楽しい時間をこの器と一緒に過ごせますように。
それではまた来月、皆様とお会いできるのを楽しみにしております!
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慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。
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