生活を楽しむライフクリエイターのキッチンから香りや食材を活かして、簡単にできるお料理やお菓子を楽しくお伝えしていきます。
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青い空に燕が舞う今日この頃ですが、せっかくの桜も、それに続く新緑も家の中から楽しむことになってしまった今年の春です。
色々な行事がほぼキャンセルになってしまった方も多いかと思われますが、ここで感染を食い止めて皆様の大切な方々を守ためには、家にいることが1番です。
幸い皆様には素敵なお家がありますから、きっと自主隔離も楽しめているのではないでしょうか。
普段よりも回数、人数共にたくさんご飯を作ることが増えた方が多いかと思います。
おもてなしのお料理は楽しくても、栄養を考えて毎日の食事を作るのは本当に大変なことだと思います。
三食作らなくても…と思ったりもしますが、やはりお腹は空きますし、何より十分に栄養を摂っておかないと、いざと言う時にウイルスにやられてしまいます。
最近では緑茶に抗ウイルス効果、また海藻から抽出される成分にウイルス感染による呼吸器細胞の炎症の重症化を防ぐ効果があるのではないかという研究結果が出ています。
今回はそれに加えて抗酸化作用の高い食品を全部混ぜて美味しいサラダを作ってみました。
炭水化物が多くなりがちな日々に、高タンパクで繊維質やビタミン、ミネラルをたっぷり含んだ食べやすいサラダです。
結構お腹にたまるので、これだけで一食になってしまうかも。
しかもあまり外に出ないから、普段なら躊躇してしまうニンニクもたっぷり入れました。
パンデミックも、必ず終息します。その時のために、栄養と休養をとって素敵なお家で過ごして下さいね。
今月も最後までお楽しみ下さい。
海藻ってそんな力があるんですか?
今回の材料には「アオサ」を使っています。一時期新型コロナウイルスに有効かと思われて売り切れたりしたそうですが、その後プレスリリースを発表した中部大学が「意図した内容と違う捉え方をされ、反響が大きくなってしまっている」としてそのプレスリリースを一旦削除するというような騒ぎにもなりました。
確かに、新型コロナウイルスへの効果はまだ確証があるものでもありませんが、実は海藻の成分の一つである「フコイダン」という成分にはウイルス感染した際の呼吸器細胞が炎症を起こして重症化するのを抑える働きがあるという研究結果が出ています。
さらに2010年4月8日付けの英科学誌ネイチャー(Nature)にフランスの海洋生物学と海洋学の研究・教育機関「ロスコフ生物学研究所(Station Biologique de Roscoff)」の研究チームが日本人の腸が海草に含まれる多糖類を分解できるのは、分解酵素を作る遺伝子を腸内に住む細菌が海洋性の微生物から取り込んでいるためだとする論文が発表されています。(以下抜粋)
ゾベリア・ガラクタニボラン(Zobellia galactanivorans)という海洋性バクテリアが、アマノリ属の海草に含まれる多糖類を分解する酵素を持っていることを発見した。
公開されているDNAのデータベースを調べたところ、ヒトの腸内に住むバクテロイデス・プレビウス(Bacteroides plebeius)という微生物が、同じ酵素を作る遺伝子を持っていることが分かった。このバクテリアはこれまで、日本人の排泄物からしか見つかっていない。
記録によると日本人は8世紀にはすでにノリを食べていたが、研究者らは、かつて日本人はノリを焼かずに食べていたため、海草に住んでいたバクテリアからこの遺伝子を取り込んだものと考えている。
(AFP通信)
なんだか、ご先祖様に感謝したくなりますね。
そうはいっても、海藻だけ食べていればいいかというわけでもありませんので、今回はお家の中にいてイライラしがちなのを抑えるカルシウム(大豆・小魚)や体の隅々にまで新鮮な酸素を運んでやる気を起こさせる鉄分(大豆)、さらに体の酸化を抑えるポリフェノール類(パプリカ)も入れました。
味付けは世界に誇る日本の発酵食品の味噌と醤油、ただし、これだけだと若い人には地味なので、みんなが大好きなマヨネーズと混ぜました。
ここに抗酸化力の高いニンニクをすりおろして入れましたので、ちょっぴりスパイシーになって箸が進みます。
バランスよく食べ、よく眠り、なるべくストレスを減らして家にいることが何よりも大切です。
毎日献立を考えて家族の健康を支えてくださる方に、火すらも使わない簡単な一品をご提案します。
〜あっという間に出来上がり⁈ 〜
免疫力アップの簡単サラダ
今回は海藻にアオサを使いましたが、乾燥ワカメを使ったり、ダシ昆布をそのままキッチンバサミで細く切って入れてもいいかと思います。
その場合は海藻類が水分を含んで柔らかくなるまで、しばらくおいてから召し上がることをお勧めします。食べる煮干しは小さめのものがいいかと思います。大きい場合は小さくしてから混ぜて下さい。
材料(4人分)
- 水煮大豆………市販のもの1袋(今回は150gでした)
- アオサ(生でも乾燥したものでも可、なければ昆布でもワカメでもお好きな海藻で)適量
- 食べる小魚……10g
- くるみ…………適量(アレルギーの方は抜いて下さい)
- パプリカ………赤と黄色を1つずつ
- サラダ菜やレタス等…適量
- 味噌…………大さじ1
- 醤油……大さじ1
- マヨネーズ…大さじ2
- ニンニク……小ひとかけ
- 塩・コショウ
作り方
- ニンニクはすりおろしておく。
- くるみを入れる場合は小さめに刻む。
- パプリカは1センチ角くらいに切っておく。
- ボウルに味噌と醤油を入れてよく混ぜたらすりおろしたニンニクとマヨネーズを加える。
- 4で混ぜたボウルに食べる小魚と水煮大豆を入れてよく混ぜる。
- 大きめに刻んだくるみを加えてよく混ぜたら最後に切っておいたパプリカを加える。
- 塩とコショウで味を調えたら、レタスを敷いた上に盛り付けて出来上がり。
それぞれのご家庭で好きな味で作ってみてくださいね。
Recommendation from Life Creator’s Studio〜ライフクリエイターの「これ、いい!」〜
今月はKINTOというメーカーから出ているちょっと面白いケーキスタンドPETALボウルをご紹介します。
ケーキスタンドの上にのせることができるスタンド付きのボウルです。
一見ガラスに見えるほど綺麗なのですが、樹脂製です。つまり、プラスティックということです。
メタクリルスチレンという樹脂を使っているため、ガラスのように見えます。もちろん、いろんな食べ物を入れて使うこともできますし、普通に洗えます。
何より、この製品の面白いところは、脚が取り外せるのです。
ちょっとねじるだけで取り外せます。さらに、ひと工夫して脚の部分をひっくり返すと、パーティーなどでソースを入れたり、小さいスプーンやお料理をとるためのピックを入れたりできます。
一つの脚付きボウルを4通りにも使うことができます。これらをまとめると
- そのまま脚付きの器として使うことができます。
- 同じシリーズのケーキスタンドに脚付きで置けば二段の素敵なセッティングになります。
テーブルのアクセントとして使うと高さがでて、華やかになります。 - 脚をとってボウルとして使うと、フルーツやお菓子を出すのにぴったりです。
- 別々にした脚はそのまま小さなフラワーベースとしてお花を飾ることもできますし、ピックを入れることもできます。
¥1,100(税込小売価格)でこれだけ使えたらお得と言ってもいいのではないでしょうか?
器を入れる場所も限られる日本の収納では、ボウルと脚を分けてしまえることも嬉しいですね。
素敵な食器ブランドで揃えるのもいいですが、お金がいくらあっても揃えきれるものではありません。
テーブルをどんなふうに演出したいのかというところを考えながら、値段やブランドだけでなく、必要な機能も考えて選べるといいですね。
フルーツヨーグルトや、日曜日に作るパフェが、お店で食べるよりずっと手頃な値段で、ずっと素敵なデザートにできるかもしれませんね。
楽しい食事の時間になりますように。
それではまた来月、皆様と元気でお会いできるのを楽しみにしております!
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慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。
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