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石川ジェインちはるのLife Creator’s Tips
Vol.69:秋を感じるお菓子を作ってみませんか?~モンブラン風ティラミス~

    生活を楽しむライフクリエイターのキッチンから香りや食材を活かして、簡単にできるお料理やお菓子を楽しくお伝えしていきます。

    Webサイト:https://life-cs.co.jp
    Webサイト:http://www.life-creators.com
    Facebook:https://www.facebook.com/LCreators

    石川ジェインちはる
    食べ物が美味しい季節になりました

    皆様こんにちは!朝晩涼しくなってきて、ようやく食べ物が美味しい季節になりました。

    澄んだ空に秋の雲、今月はなぜか惹かれる「クリ」を使って、簡単なモンブランを作ってみましょう。

    ケーキ屋さんのショーケースには大抵このモンブランが美味しそうな姿を見せていて、フルーツのタルトも食べたいけれど、モンブランも捨てがたい…と心を悩ませるケーキです。

    基本「こうじゃなきゃダメ」とか厳しいことを言わないのがLCSキッチンのいいところ(?)だと思っているので、今回も手近にある材料を使ってパパッと作れるレシピにしてみました。

    さらに「これいい!」のコーナーでは、フローリングでバリアフリーの住宅事情から、今こそ使える(?!)ワゴンについてお伝えします。
    豪邸でなくても手軽に使える使い勝手のいいワゴンをご紹介します。

    今月も最後までお楽しみ下さい!

    モンブランが日本人に好かれる秘密…?

    みんなが大好きなモンブランは、フランス語で「白い山」という意味です。栗のなんとか…とでもいう意味だろうと思っていた昔の私は、名前の意味を聞いて拍子抜けした覚えがあります。
    「栗のお菓子なのに何で山?」と。

    こんもりと盛り上げた栗のクリームに粉砂糖をかけたところを白い山に見立てたのでしょう。

    ヨーロッパの白い山と言えばヨーロッパアルプス山脈。モンブランは中でもヨーロッパアルプスの最高峰です。
    フランス、イタリアと国境を接するモンブランですが、山頂がどちらの国のものかという論争がナポレオン以前の時代からあるそうです。まるで霊峰富士を挟んだ静岡と山梨のようだわと思った私です。

    静岡が大好きな私としてみれば、富士山は静岡の山なんですけれど、山梨から言うと富士は山梨から見るのが一番美しい(宝永火口が見えませんから)などの理由もあって山梨の山と思われているそうですね。フランスでもイタリアでも、美しい山に憧れて自分の住まうところに縁づけたいのは同じなのかと思うと、人間の想いとは国が違っても似たようなものなのかと親近感を感じます。

    話を元に戻して、お菓子のモンブランはもともとモンブランのイタリア側の家庭で作られていたお菓子だったとか。それをフランスがもらった形になります。

    学生の頃、当時銀座にあったフランスのデパート「プランタン銀座」の一階に「アンジェリーナ」というパリの老舗カフェの日本店がありました。そこの名物がこのモンブラン。
    日本のお菓子屋さんで売られているモンブランの2倍から3倍はありそうな大きさで、なんと半分サイズも普通にメニューに載って売られていました。

    半分と言っても、日本で売られている普通のモンブランより大きかった本場のモンブラン。
    お値段も2倍から3倍でした。今も有名な株の情報誌を出している出版社でのバイトの行き帰りにお店の前を通っていたのですが、一度食べてみたくて日払いのバイト代をはたいて食べてみました。

    銀座の通りがよく見えるガラス張りのお店で緊張しながら1人で食べたのですが、これがまたくどい。もちろん半分サイズでしたが一度で懲りました。
    甘いものなら大抵のものは大好きな私でも、しばらく胸焼けがしたくらいに甘かったのです。

    日本のクリームより軽いモンブランクリームを食べ進めてゆくと、中にはさらに甘い砂糖の塊のようなもの(今思えば焼きメレンゲでした)があって、もう甘くて甘くて虫歯になるんじゃないかと思った程です。
    「パリの人は、苦いコーヒーを飲みながらこういうめちゃくちゃ甘いものをゆっくり食べるのだなあ。」と行ったことのない憧れのパリに想いを馳せつつ、「こんな甘いものをぺろりと食べてしまうフランス人ってすごいわ。」と妙に感心したものです。
    さらに「やっぱり、これが普通のお菓子だとしたら、私にパリは無理だわ。」となぜか妙に諦めたりもしていました。

    実際に行ったら、パリのお菓子はどれもおいしかったのですが、当時の私にはまだそんな先のことはわかりません。銀座のカフェの片隅で目を白黒させながら憧れのモンブランを食べ切りました。

    今回、モンブランを取り上げようとしてレシピを調べるうちに、日本のモンブランが食べやすかった意味がわかりました。そう、当時日本のモンブランはクリームに白餡が入っていたのです。さすが日本のお菓子職人の皆さん。創意工夫は日本人の十八番ですものね。
    道理で日本のモンブランがどこか懐かしく身近な味だったわけです。

    栗、クリ、マロンにチェスナッツ

    さて、問題です。栗は英語で何と言うでしょう?「マロン」?いえいえ、栗は英語でchestnut(s)です。よく耳にするマロン(marron)はフランス語です。
    ちなみにフランス語で r の発音は鼻に抜けるので「マホン」のように発音します。
    日本語で「マロン」といってもアメリカ人はおろかフランス人にも通用しないわけです。(涙)

    発音はさておき、日本のカタカナ文化の凄いところは、どんな国の言葉でも日本語に組み込んでしまうところです。
    英語だろうがフランス語だろうがドイツ語だろうがカタカナにすればみんな外来語。
    そのざっくり加減が大好きな私です。

    もちろん、アメリカ人にマロンと言っても通じません。英語ではチェスナット(Chestnut)。
    面白いのは栗の実だけを指す言葉ではなくて、不可算名詞(sをつけない)は栗色を指し、可算名詞(chestnutsというようにsをつける)にすると馬の毛色を表す「栗毛」を指します。
    英語も日本語も同じものを使って同じ事象を表す…そんな例を見つけるたびに世界が身近になったような気がする言葉の発見です。言葉を学ぶ楽しさはこういうところにあります。

    ああ、やっぱり人間ってみんなそうなんだ。
    外国人だから全く違う生き物なんじゃなくて、自分と同じ感情や感覚を持った同じ人間なんだ。
    島国の日本人は近年ようやく「外人」慣れしてきましたが、まだまだ外国人を敬遠するきらいがあります。
    言葉を学ぶことで「外国人」として遠ざけるのではなくて、「人間」として近づけるといいですね。

    話をもどして栗の食べ方ですが、日本で栗ご飯があるように、海外でも栗は秋の味覚です。
    ご飯に合わせるのが日本風ですが、海外だとお肉の詰め物などに使われます。
    洋の東西を問わずお菓子にするのは万国共通というのがまたまた人類皆兄弟といった感じでいいですね。

    ちなみに日本では縄文時代にすでに栗を食べていた形跡があります。

    栄養素としてはビタミンA、B1、Cを含みます。
    特筆すべきは栗のビタミンCです。通常ビタミンCは熱で壊れやすいのですが、栗のビタミンCはデンプンに包まれていることもあって壊れにくいのです。
    疲労回復や美肌効果にも良いということですね。
    その他にもカリウムや亜鉛、タンニンにパントテン酸など体にいい栄養素を含んでいます。

    しかし、毎回申し上げますが、食べ過ぎにはご注意を。何事も食べ過ぎは禁物です。
    と、自分にも言い聞かせております。

    あっという間に出来上がり⁈今月の簡単お料理

    モンブラン風ティラミス

    今回もあっという間に出来上がる一品です。

    学生時代に食べた本場のモンブランに入っていたのは歯が溶けそうに甘かった焼きメレンゲ。今回はそれをクッキーとマシュマロに変えてみました。

    つくってから一晩くらいおくと、マシュマロが良い具合にクリームの水分を吸ってふんわりとします。もちろんそのまますぐに食べても、もちもちとした食感が楽しいです。

    日本の昔のモンブランはカップケーキに栗のクリームを載せたような感じでしたが、今回は全粒粉のクッキーを使ってみました。手近にあるもので代用しても良いかと思います。(食パンを丸く抜いても良いかもしれませんね)

    楽しく美味しく召し上がってみてください。

    材料(直径5センチのクッキー10枚分)

    • 全粒粉クッキー………丸型のもの10枚
    • マシュマロ……………10個
    • アプリコットジャム…適量(お好きなジャムでどうぞ)
    • マロンペースト………240g
       *なければ栗の甘露煮をハンドミキサー等でマッシュしてお使いください。生の栗から作れば、それこそ素敵ですね。
    • ラム酒………大さじ1弱
       *小さいお子様がいらっしゃる場合は入れなくてもかまいません。
    • バニラエッセンス……小さじ1程度
    • マスカルポーネチーズ…100g
    • きび砂糖…50〜80g
       *マロンペーストの甘さによって調節して下さい。

    お好みでラムレーズンやフルーツや、栗の甘露煮などを飾りとしてお使いください。
    出来上がったらココアをふったり、シナモンをふっても良いですね。

    作り方

    1. クッキーにアプリコットジャムを塗り、真ん中あたりににマシュマロをのせる。
    2. マロンペーストとマスカルポーネチーズをゴムベラなどでよく混ぜ合わせ、そこにラム酒とバニラエッセンスを加えてよく混ぜる。味をみながら、きび砂糖を加えてゆく。
    3. マシュマロをのせておいたクッキーに2.のマロンクリームを絞り出してモンブラン風に仕立てる。
      パレットナイフなどで塗りつけてもよい。
    4. でき上がったら茶こしなどでシナモンやココアを振ってラムレーズンや栗の甘煮などを加える。


    Recommendation from Life Creator’s Studio〜ライフクリエイターの「これ、いい!」〜

    Life Creatorが毎日の生活の中で「これ、いい!」と思ったモノやことをご紹介します。
    小さい頃からストーリーや機能美があるモノが大好きで、長年集めたあれやこれやをまとめ2019年6月からみなさんが集える場所としてLife Creator’s Studioを始動させました。
    そこに集めた(集めたい)あんなもの、こんなものをご紹介していきます。

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    今月は最近密かに注目を集める「ワゴン」です。

    畳や上がりかまちなどがあった昔の家ではなかなか出番がなかったワゴンですが、最近では日本の住宅事情が変わって床がフローリングになり、部屋と部屋の間にも敷居がないバリアフリーの作りが一般的になってきた今日この頃です。
    そうなるとコロのついた動くテーブルとして使えるワゴンが、俄然役に立つようになってきました。

    何といっても上にものを載せて運べますから、鍋物や、おかず、お茶などの「液体(や、こぼれやすいもの)の入った食器」を無事にテーブルまで運べるのがうれしいですね。

    最近では折り畳んで薄くして隙間に入れておけるタイプが出ていますので、調理台の代わりにも重宝します。

    お買い物で買ってきたものを冷蔵庫に入れる時、手元に置けたらいいのに、と思ったことはありませんか?
    流し台の脇にある狭いスペースに置いておいて、冷蔵庫に入れる前に落としてしまった…
    なんてこともありますよね(私はやらかしたことがあります)。
    その点、この軽いワゴンはちょっと組み立ててパッとしまえるなかなかの優れものです。
    実は、高さも2種類ありました。

    キッチンで使うタイプのちょっと背の高いものと、テーブルやソファの脇で使う用の高さのもの。
    背が低いものはテーブルの下にも入るので食卓の下にしまっておくこともできます。
    背が高いものは

    *キッチンで洗ったお皿を拭いてちょっと置いておく。
    *スープなどのこぼれやすいものを置いてテーブルまで運ぶ。
    *冷蔵庫に買ってきたものをしまうときにすぐそばに置いておける。

    どれもちょっとしたことですが、このワゴンがあるおかげでこぼしたり落としたりしなくて済みます。

    畳むと7センチの薄さになるので、何かの隙間に入れておけます。
    最近流行のIKEAのワゴンは、確かに便利なのですが、畳めないので場所をとってしまいます。
    折り畳みなら限られたスペースを有効に広々使えて必要なときに助けてくれます。

    多分、「折り畳み、ワゴン」で検索すれば色々出てくると思います。
    ちなみに、我が家のワゴンは楽天で探しました。1万円くらいだったと思います。
    いらないと言えばいらないとも言えますが、あったら本当に助かる一台です。
    猫の手も借りたい時の猫の手だと思えば、ちょっとほっこりしますね。

    皆様の暮らしがちょっとうるおうと良いなあと思う私です。

    今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
    また来月、皆様と元気にお会いできるのを楽しみにしております!


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    株式会社LCS 代表取締役社長 石川ジェインちはる先生 ご紹介

    慶応義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業
    大手化粧品会社ファッション研究所にて消費者マーケティングレポートの作成、企画営業等を経て大手出版社編集部に中途採用され、編集者として創刊号・2号に携わる。
    退社後二人の娘を得て主婦としても14年の研鑽を積み、その間大手英会話教室のホームティーチャーとして5年にわたり3歳から70歳までの方に英語を教える。現在、株式会社LCS代表取締役として、英語をはじめ、お料理教室や起業支援のスペースレンタルなど、生活を楽しんで生きる人を応援中。静岡県磐田市在住。

    Webサイト:https://life-cs.co.jp
    Webサイト:http://www.life-creators.com
    Facebook:https://www.facebook.com/LCreators

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