静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆様 こんにちは。いよいよ今年も最後の月になってしまいましたね。毎月こちらのコラムを執筆していますが、あっという間の一年で時の過ぎる早さを身に染みて感じています。
この時期になるとテレビや雑誌でも掃除の特集や片付けのやり方などが見られます。私も大好きで手を止めて見入ってしまうこともしばしば。知っている内容でも「なるほど!」と感心したり「忘れていたわ」と思い出したり、気持ちはそれに向けてやる気が出るものですね。掃除や片付けの時期になってきたことが苦痛に感じたり、気が重くなったり、反応は様々かもしれませんね。皆様はどうお感じになりますか?この時期に必ずしもやらなくてはイケナイことでもないのですが、世の中でやれ大掃除だとか、良い新年を迎えるにあたって・・など無理に背中をどんと押される流れになっているので仕方なく取り組む人もいるでしょうが、皆様はどうお感じになりますか?
少しでも気持ちを楽に進めることができたら嬉しいはず。それには、一日でも早く始めるコトです。何でもいいし、どこでもいいので、年末のために自分が行動したという実績を残してみましょう。気になるコトを書き出してひとつひとつ消去し目で確認していくと安心が自信につながります。
例えば、
- 枯れた花や木の始末
- 要らないモノは早く捨てる
- 年賀状を毎日3枚ずつ書く
- 溜まったダイレクトメールを分ける
- 使い切れない調味料を諦める
- 古い下着やタオルの交換
- 下駄箱の中の掃除
- 賞味期限の見直し
- 冷凍食品を一旦消費していく
片付け整理収納王子コジマジック
先月、整理収納の分野では確固たる地位を確立されたコジマジックさんが出演されている番組を見ました。関西の芸人さんですが、全身白い衣装の彼は清潔感あふれるイケメン好青年。10年近く前になりますが、静岡で整理収納アドバイザーのイベントにお呼びして講演をして頂きました。芸人さんの明るさや話の面白さで私たちを大いに笑わせながらも、ためになることをたくさん話してくださいましたよ。
今回番組でレクチャーしていたことは「キッチンを制すれば全て片付く」という内容でした。これは整理収納アドバイザーであれば、たいてい知っているフレーズではありますが、改めて思うと確かに家の中が片付いていないお宅はキッチンも散らかっていることがほとんどだということです。家の中で一番アイテム数が多いのはキッチン。これを常にキレイに保つことは至難の業と思う方もいらっしゃると思いますが、だからこそカテゴリーに分けるなどルールに沿っていけば、それほど難しい場所でもハードルが高い場所でもないのです。


年末掃除は頭の整理計画で勝つ!
暮れに向かって気になるコトを書き出してみることを文頭のご挨拶でも書きましたが、キッチンは最後まで使う場所なので、掃除ということではぎりぎり最後まで後回しになってしまいがちですね。それならば掃除の前にカンタンに日々できることから始めましょう。一年でたまったレジ袋が入れ物から溢れていたら数を減らします。もらった割り箸などもスペースを邪魔することがあります。大きさや入っている入れ物の素材が紙だったりビニールだったりバラバラ。それを統一するだけでスペースにキレイに収まるものです。私は、割り箸本体のみにして箱に収納。雑多感はゼロです。ただし口に入るものなので裸になっていることに抵抗がある方は無理なくお願いします。ストーローやお手拭きも溜まる代表ですね。お手拭きこそすぐ使うべきモノで、いつか使おうと思ってそのままにしているといざと言う時には乾燥してしまい、ただのティッシュになっていることもあるでしょう。私は手に入るとその日に完結するために、あえて調理台に出しておきコンロの拭き掃除で使うようにしています。
買ったものの使い切れなかった調味料もそれ以上持つ必要はないかもしれません。入れ物の中で固まってしまったりするとどんどん遠ざかってしまうばかりだったり液体物は消費期限も過ぎてしまうので注意です。
また洗剤ですが、たくさん種類を揃えてもやはり定番で済んでしまい、いつの間にか容器だけ存在し空っぽということも。今後使っていきたい洗剤なのか一旦リセットしてみましょう。
保存容器(ジッパー付袋も含め)も増えるものです。無駄に増えていないか?劣化していないか?使いにくいサイズではないか?などと見直してみましょう。
ストックの食品も買いすぎれば、収納スペースは足りなくなります。一旦崩れると管理のルールが壊れます。これからの時期は一旦買い物量が増えますが、安値や特売にあまり踊らされることがないように、足るを知ることの方が気持ちは豊かになることを感じていただければと思っております。
先月中に24枚あるカーテンの洗濯を何日かで済ませました。カーテンを洗う前には、カーテンレールから外すし、フックを外すという作業があり、洗い終わっても、今度はフックを付けカーテンレールに戻す作業があります。しかもカーテンは重く一度にやるのは大変。途中で飽きてしまうので、昼間より夜に洗い物をしている間に洗濯をし、日常の家事に滑り込ませてやってみました。それでも何日かかかりましたが、12月前に済ませてとても気が楽に!これも早めに着手したおかげです。
どうぞ、皆様も気が付いたコトから始めて、忙しい12月を乗り切ってくださいね。今年も私のコラムにお付き合いくださりありがとうございました。
素敵な年末、お正月をお迎えくださいませ。


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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。






















