印刷範囲
本文プリント

静岡発!「整理収納」なるほどレシピ
Vol.89 我が家の物置事情

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)

皆さま、こんにちは。
今年の夏(まだまだ続いている暑さですが)いかがお過ごしでしょうか?
9月になったとはいえ危険を伴う日差しにコロナとのダブルパンチで家にじっとしている時間が長い毎日の連続です。

例年行われている防災訓練もなくなりましたが、防災意識は消すことなく持ち続けていきたいものですね。
そこで、我が家も防災グッズの持ち方を見直すことにしました。時代の変化で当たり前に用意していた防災グッズでも役立たないこともあることを知ったのです。

昔、地域の防災セミナーを受けた時に「水道水はカルキが入っているのでペットボトルに入れてしっかり蓋を閉めれば物置で半年は大丈夫」との話を聞き、受け売りでしたが得意になって友人に拡散したものでした。
しかし今の常識では常温で3~4日、冷蔵庫で10日程度となっており、今は、あの時のオジサマの話しは何だったのだろうか?というカンジです。
ただし住んでいる地域で水に含まれている残留塩素には微妙に差があるため、例えば仙台水道局では日陰で4日程度、4度設定の冷蔵庫では1か月以上とあり、静岡県内の磐田市では常温保管では1週間~2週間程度、5度設定の冷蔵庫では3か月以上なのだそうです。

ネット社会で情報はどんどん更新され、時代にあったコトやモノがいち早く分かるようになりました。
これを活用しない手はありません。災害も昔は地震を対象にしていた時期がありましたが、近年はゲリラ豪雨や竜巻、ハリケーンのような大型台風など想定範囲も広がりました。
対岸の火事ではなく身を守る手立てを真剣に考えたいですね。

物置が二台もあるのに・・・

我が家には物置が二台あります。駐車場にひとつ。庭にひとつ。
庭の物置は家庭菜園をしている主人のモノと言っても過言ではありません。
ほとんどが肥料・土・園芸に関するモロモロ。その全てが必要で大事で、使うモノで、把握しているモノらしく私の手の及ぶところではないのです。

私からすれば戸を開くところからモノがいっぱい過ぎて開けにくく(カオスに近いカンジなのですが・・・)管理している(?)主人にとっては触ってくれるなっ!オーラを放つため、それ以上の攻撃的物色はできません。
家庭菜園をリタイヤ後の楽しみにしている主人ですし、季節の新鮮野菜を飽きるほど食べられることを考え目をつむっている状態です。

もうひとつの駐車場側の物置は家のモノもありますが、主人の荷物の割合も多く、釣り道具、漬物保存瓶、長靴、発泡スチロール、丸太、車関係、魚干し用の網など。家のモノということでは、ブルーシート、シャベル、クワ、灯油ポリ、防災水用保存ポリ、大工道具など。
その中で広く場所を取っていた、長い間持っていた大きな魚篭をやっと処分してくれたことをきっかけに私が片付けと大掃除を敢行しました。

※講師宅物置
※こちらの画像は講師宅のものではありません

便利な物置を有効活用するコツ

物置の中には、主人の車を買ったときについていた洗車用のグッズもあまり使われないまま、その存在を忘れられているかのようで、入っていたバッグもカビだらけでした。
物置の片付けは気が付かないうちに増えていった要らないモノを洗い出すことからスタートすることですね。案外驚くほど出てくるものです。

物置の中のモノを一回出し、空っぽにしたあとは床を掃き、雑巾で砂ぼこりも拭き取りました。虫の死骸も転がっていた床は家の床のようにキレイになりスッキリ。まず使う頻度を考え分けることにしました。

棚の上段に発泡スチロール(主人は遠出の買い物に使用)、魚を干す三段の網など軽量のモノを置きました。
使用頻度が低い、昔の釣り道具は中央の場所(家の物置は左右の引き戸なので真ん中あたりが取りにくい場所なのです)頻度の低いモノから中央に入れていけば後は左右の戸が開く部分に頻度の高いモノを収めるだけ。立方体にパズル間隔でモノを収めるだけです。モノ同士の間隔を少し開け、あくまでも取り出しやすさを重視していきました。

棚をカテゴリーごとに仕切りたい時は、ダンボールを使い好きな高さにカットしトレイを作ります。マジックで何を収納してあるのか書けば一目瞭然です。
書くことは大切で高い位置では奥のモノが見えません。しまった時はいいのですが、時間が経つと奥に何を入れたのか分からなくなります。ひと手間かけてくださいね。ダンボールのトレイは何度でも作り変えることができるうえ材料費もかかりませんよ。

また細かいモノがある場合は、マグネットが付いたプラカゴを左右の壁(物置の内側)につければドアを開けた時に簡単に取り出すことができます(画像参照・実際の講師宅の物置)100円ショップなどで売っているのでお勧めしたいグッズの一つです(100円ショップで100円~300円の商品です)物置がキレイになると、ただしまっただけのモノにも意識が行くようになります。つい忘れがちな物置ですが、年に何回か見直ししてみるといいですね。

「整理収納」なるほどレシピ おすすめ記事

Vol.77:データの時代でも紙モノ(書類)は減らない
Vol.65 モノの整理と心の整理
Vol.53 親子で助け合う片付け

快適空間への
リフォームも
お任せください!
整理収納力UP

長く家に住んでいると、部屋の中にモノが増え、空間が狭くなってしまうことにお悩みではありませんか?
モノがあふれると整理整頓をするのも一苦労。
お部屋の空間も狭くなると、気持ちも窮屈になってしまいます。
そんなご入居者様向けに、お部屋の整理収納力をぐっと高める収納リフォームをご提案いたします。

収納リフォームページへ

無料定期診断を申し込む:住まいの専門家が屋根や基礎、設備などの経年変化をチェックしてアドバイス。診断報告書があれば、いざという時に安心。
収納アドバイス「片づく暮らし 豊かな暮らし」や「収納」をテーマに、快適リフォームのポイントをまとめた「暮らしのリフォームガイド」などを無料でお届け。

「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介

静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。

ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」

タグ :
ページの先頭へ