99浜松市Kさま邸
1階が衣料品店、2階がご自宅というKさま邸。築24年を過ぎた頃、水まわりのリフォームを検討され、お友だちとファミエスのイベントに参加。その結果、「自分への〝ご褒美〞の意味をこめて、この際、玄関からリビングダイニング、客間まで、大々的にリフォームしちゃえ!」と一大決心されたのです。
Kさまが「自分への〝ご褒美〞」とおっしゃるのには理由があります。
実は今から20年ほど前にご主人を亡くして以降、店を切り盛りしながら、二人のお子さまを女手ひとつで育て上げ、大学まで出されたのです。そして時は流れ、今では「仲良し5人組」と称するお友だちと集まっては〝大人女子会〞を楽しんでおられます。これはもう、〝ご褒美〞に値する暮らしを謳歌していただかなくては!しかも、美術やインテリアに造詣が深く、花がお好き…というKさまですから、設計の滝口の腕も自ずと鳴ろうというものです。
リフォームにあたってKさまがこだわられたのは「回遊できるキッチン」です。親友を招いての女子会では「ビール出して!」「デザート取って!」などと声が飛ぶのは織り込み済み。そんな時、左右両側に動線を確保したキッチンなら、誰もがスムーズに動けます。また、リビングとダイニングをさり気なく区切りつつ、互いの気配を感じることのできる「木格子」もまた、Kさまのこだわりから採用されました。
週に2度は近くに住む娘さんがお孫さんとともに遊びに来られるというKさま邸。そこは、空間と空間、人と人、世代と世代、そしてONとOFFなどなど、多様な要素が自在に「つながる」、悠々自適な暮らしのステージです。
【Before】リフォーム前のお悩み
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以前のLDK。広い空間を食器棚で仕切った
だけで、アイキャッチ的な要素もなく、メリ
ハリに乏しい印象。
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以前のLDK。キッチンもダイニング
に背を向ける独立型だった。
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以前の住まいでは収納が少なく、自ずと 客間が“物置化”していた
【After】リフォーム後の暮らし
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念願のアイランドキッチンでお料理しながらお友
だちとのおしゃべりに花を咲かせたり、「和」と「洋」
が巧みに調和したリビングでのんびりくつろいだり。
思い思いの場所で、思い思いの時間が楽しめる。
また、基調色であるホワイト×ダークブラウンの組
み合わせは、花や緑を引き立てるのに最適
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奥さまがひと目惚れした木格子に合わせて、下部に収
納を設置。リビング入口から寝室入口へと続く床のタイルは、
どこか「小路」を思わせる
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ダイニングテーブルからの目線の高さに合わせて飾り
棚を設置。ここもKさまお気に入りのスポットだ
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ONとOFFをゆるやかにつなげつつ、心のスイッチの切り替えもはかることができる玄関ホール
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南面には室内でも水ハネを気
にすることなく観葉植物に水
遣りができるよう、床にイタリ
ア製のタイルを貼った。日焼け
によるフローリングの色褪せ
を防ぐこともできる
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住まい全体の収納力を高めたことでスッキリ。しかも客間を和室にリフォームしたことで、子どもたちやお友だちの宿泊にはもちろん、季節のしつらいを楽しむ空間としても活躍
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ダイニングと廊下の間の壁に、大人テイストのステンドグラスをはめ込み、やわらかな採光を確保。その上で時を刻むのは、設計担当の滝口と営業担当の野村からのリフォーム祝い。あちこち探しまわり、やっとKさま邸にお似合いのカラーとデザインに巡り合えたのだそう。
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